「全員関係者。」名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
全員関係者。
オリエント急行殺人事件、ナイル殺人事件に続く今作。どの作品も基本たまたま居合わせた人ってのがおらず、全員がなんらかの動機や役割がある訳で、最後のシーンでの旅費に費やす部分は善行で心を癒す優しさを待って悪意に満ちた探偵業に戻る決心をさせたのではなかろうか。
結局のところ霊や魂があるのかないのか曖昧ではあるけど、純真や誠実さは存在するわけで、それらを守る担い手としての自分の居場所を見つけたのかもしれない。正直、霊媒師のおばさんはとばっちり。
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