「今回のポアロは良かった」名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
今回のポアロは良かった
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《オリエント急行殺人事件》は寝ちゃったから今回も寝るかもなと思って行ったの。
暗い画面で淡々と話しが進むから寝るんだよね。
でも今回は寝なかった。原作を全く知らないのが大きいとも思うんだけど「おお」と思いながら観ちゃったな。
ミシェル・ヨー出てきたね。『《エブエブ》で宇宙を救った後は霊媒師か』と思いながら見たよ。
色々と謎なことがあるんだよね。でもポアロはズバッと解く。
なんか前触れとかなしで「全て解っていました」って感じで謎解きするね。そこがいい。
『なんで霊媒できるんだろう』を「おまえと、おまえと、おまえがグルだな。動機はこれこれだろう」とズバッといくね。
そして『霊媒師と医者を殺したのは誰なんだ?』も「おまえだ。動機はこれこれだ。殺害方法はこれだ」とやってく。
ここで毒物でてくるの萎えるね。『毒って、そんなにうまいこと効きますか?』って気になる。
昔の推理小説には、誰も知らない地方で取られた毒物が良く出てきたりするから、いい時代だったね。
『はあ、やれやれ』と思ったところからの駄目押しがすごい。
「ブラックメールを送ったのは君だね」と意外な犯人を挙げてくる。
「罪の気持ちを軽くする方法はあるよ」と霊媒師の助手にミズーリ行きをプレゼントさせるんだよね。『よかったー』と思ったな。殺人の凄惨な話が続いてるから、良い話がくると余計に嬉しくなるんだろうな。
謎解き三連発に、最後よい話で落とす感じで、ポアロの超人ぶりも冴えていて、今回は良かったな。
アガサ・クリスティは動機のところをしっかり書く作家なのかな。色々と読んでみようと思ったよ。
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