「素晴らしい映像美とミスマッチな脚本」ザ・クリエイター 創造者 Cさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい映像美とミスマッチな脚本
ザ・クリエイター/創造者
公開時見たいなと思いながら見れてなかったので、アマプラで鑑賞。
結果から言えば高い金出して映画館で見なくてよかった。
AI側は互いに愛し合う心優しい存在として、人間側はこれでもかというほど露悪的に描かれていて、主人公が心変わりするための舞台装置としか思えなかった。
SFに興味がない人からすれば、王道のアクションとラブストーリーと家族愛をあの綺麗な映像で見られて満足なのかもしれないが、それをあの世界観でやる必要は全く感じられない。
数秒して場面が切り替わると登場人物がいつの間にか距離を移動していたり、物語の都合で動かされてる感がすごい。
それと、そういうものだと理解しているつもりではあったものの、やはり度々挟まる直訳日本語とやけに野太い和風フォントがノイズすぎる。
舞台やロボットのビジュアルは本当に良い、でもそれだけ。もっといい脚本なら後世に残る名作になり得たと思うと残念。
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