「お祈りするAI」ザ・クリエイター 創造者 ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
お祈りするAI
ギャレエド監督が影響を受けた?いろんな映画のオマージュというかマネっこというかがごちゃ混ぜになってる印象。ノマドが地上をスキャンする様子をはじめさまざまなメカの造形など見応えある映像は、IMAXで観たほうがよかったかと後悔。
傲慢で横暴な米国vs.異質な他者を受け入れ融和するアジアという構図はわかりやすい世界観だけど、展開やディテールには納得感があまりない。同じAIなのにアルフィーが子どもでハルンが渡辺謙の姿形をしているのはなんで? AIがこんだけ活躍してて今さら端末で暗証打ち込むような操作が要る? 終盤マヤのクローン?が綾波風にたくさん置いてあったのはなに?
オレの理解力・共感力不足もあるけど、それっぽいものを詰め込むだけで、AIと人との交流にも感動がない気がした。まあ、監督はとにかくドッカーンちゅどーんが描きたい人なのだと思う。
上映国で替えてるんだろうけど、各章タイトルとエンドロールの勘亭流のフォントは欧米人が好みそうな日本イメージ。来日したハリウッド俳優がうれしそうにハッピ着せられ樽酒の鏡割りをしている感じがあって笑えた。
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