「映像と主演俳優陣は☆4ですが」ザ・クリエイター 創造者 フジヤマさんの映画レビュー(感想・評価)
映像と主演俳優陣は☆4ですが
あくまで好みとして、映像の凄さと主演俳優が好きなのと、このスケールの映画を作り上げた事への敬意として星4ですが、どのくらい楽しめたかというと、個人的には星3.5くらいでした。(採点を星4にしてましたが3.5に修正しました)
私がこの作品を見ながら考えていたのが「この監督私と同世代だな」で、今調べたらその通りほぼ同世代、同じものを見てハマって来たんだなとわかります。
そこで自分が好きだったものの要素が散りばめられていることに熱くなるのか、既視感にどちらかというと引いた感覚になるかが個人で分かれるのかもしれませんが、私は残念ながら後者でした。
その時代のものに免疫がない人も、逆に新しく感じたりしていいかもしれません。私の場合は既視感と既視感がたたみかけて、どうしても気になってしまい集中がそがれました。
私は新しいものを体感したい欲求があったのでこの作品ではそこが満たされなかったようです。SF作品に求めるデザイン性での楽しさは部分部分ありましたが、テーマにも全体の雰囲気にも、過去の巨匠達が作り上げたオリジナルのセンスを全て借りてるような感覚になり、この監督独自の個性をもっと感じたかった(けど感じられなかった)という気持ちが鑑賞後に残りました。期待ほど心に残らなかったのが感想です。
とはいえ本当に好みの話だと思うので、作品自体は誠実に作られていると感じ、星4にしました。
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