「それぞれの立場や価値観。」ザ・クリエイター 創造者 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれの立場や価値観。
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ロサンゼルスに核爆弾を投下したAIと生き残った人間との戦いというテーマの本作。
ターミネーターをまるで連想させる舞台設定だが、個人的にターミネーター2を愛してやまない身としては少し斜に構えながら本作を鑑賞した。
観ているとこの作品、敵がAIだと思ってたらいつの間にかアメリカ側の人間が敵に映ってくるのが面白いなと思った。
まるで善と悪はそれぞれの立場、価値観といったような揺れ動くものであることを教えられたような気がした。
それぞれの立場があって衝突するAIと人間の戦争の中で、主人公は亡くしたはずの愛する人を探す選択をする。
この選択が正しいかは分からないけど人として美しい、ドラマチックだと思った。
そして出会った子供型のAIに感情移入するようになり、自らの命を懸けて逃す。
ラストのシーンにはそれなりの感動をした。
あと劇中で流れてる音楽もいいなと思ってたらエンドロールでこの映画の音楽を担当していたのはハンス・ジマーだという事実を知り、1人納得でした。
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