「ラストが良かった。」ザ・クリエイター 創造者 ナオさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストが良かった。
映画にも詳しくないですし、歴史にも詳しくないので、
差別する側と、される側の戦争。
って話なのかな。
って、思いました。
章毎にタイトルが付いてる感じは、
IKKIかアフタヌーンの漫画っぽくて良かった。作画が見えた。
アメリカ側はやたら戦力を持ってるし、
あまつさえ戦争のきっかけになった火種すらアメリカ側の事情だし、
受けて立つAIは人間側を脅かす気はない。
差別についての話だったんじゃないかな。って思った。
同性婚が出来るようになっても朝日は変わらず上りますの演説が頭をよぎった。
力を持ってる側が、見た目や成り立ちが気に食わないから排除したがってるようにしか見えなくて、
やっぱり差別についての話だったんじゃないかな。って思った。
主人公がガッシリしたかっこいい男性だったが、行動が俺バカ構文主人公っぽくて良かった。
情に熱くて全体への興味が薄いように感じる。でも家族への愛情は純粋。
みたいなね。
ちょっと頼りないけど、奥さんも主人公のそんなとこが好きになったのかもしれないな…と思った。
(連載漫画で言う所の寄り道回で輝くタイプの主人公では…、とも…)
兵器の女の子も良かった。可愛かった。
予想外な事は特に起こらなかったけど、演技と造形が良かった。作画が見えた。
中だるみみたいなのは何が原因だったのかな…ピンチの質が似通ってて、小から大が分かりづらい?とか?
導入で失った家族を求める縦線は良かった。主人公の背景もちょっと想像しちゃったよね。
描かないのが却って良かったのかも?
(賛否あるかもですけど)
愛する相手の為に、
安心させる為に、
死を前にして笑う。
ああいう行為に、人に、やはり、ぐっと心を掴まれちゃうな。と思った。
そうでありたい。と、思ってるんだろうな。
あなたに笑っていて欲しい。
その為の動きが出来る人間でいたい。
みたいな。
でも脚本は分かりにくいとこあったと思います。なので、-0.5。
脱出ポッドを発見、ギリギリ潜り込み生存ルート。等のシナリオも書けそうですよね。
ノマド落下中ターンの肝は、
「死にゆくさなかに再会した妻が"人間で無く"ても"愛する人との再会"として喜ぶ主人公」
だと思うので、
あの形で美しいとは思いますけど、
有りっちゃ有り。
って思います。