「アメリカ対ニューアジア(&AI)SF戦争」ザ・クリエイター 創造者 alvoさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ対ニューアジア(&AI)SF戦争
実在の国戦わせて、こんなん作って大丈夫?とハラハラしたが、SFとしてまた新たな世界を創出した素晴らしい作品だった。最近尻切れ映画多かったからちゃんと全部回収してくれてスッキリ。
AI戦争は飽き気味だけど、人型AIロボット(simulant)は一回りして最早懐かしい感じ。けど、ちゃんとアップデートされて先端テクノロジー感でていたし。ローグワンばりの未来飛行物の造形もカッコいい。ノマドの存在感もなかなか怖かった!
そしてアルフィーがかわいい!少年だと思ってたのでなぜ一目でsheとわかったのかは謎だけど、we both can’t go to heaven, because you’re not good and I’m not a person. あたりとかまだあまり言葉を話さない最初の方が特にめちゃ可愛かった。CGかと思った。
動物型のAIたち?もナイスジョブで可愛い!唯一笑えたところかも。
なんでアジア諸国が一緒くたになって言語も混ざってる設定なのか意図が分からないけど、まあケンワタナベ見られるのはいつだって嬉しい。
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過去の事件を少しでも思い起こさせる作品を作った瞬間に配慮がないと炎上するこの時代。色々連想せざるを得ないこの作品をどんな精神力と思いで作ったんだろう。。
AIが核爆弾を間違って落としたのが始まり、はパールハーバーと原爆の皮肉か。救いはキノコ雲にしていなかったこと。
アジアと言いつつ、ネパール、インドネシア、カンボジア、日本のごちゃ混ぜ軍団。(クレジットのチームより)善者として描かれてはいるものの、最先端アメリカと貧困アジア、の蔑視に捉えられないのか。
アメリカここまで完全悪として描いて。。その、米国で公開できるんですか。でもどなたかベトナム戦争がモデルではと書かれていて、現実と沿っているならこれがひどいとすら思わない人もいるのだろうか。
と色々気になりつつも。過去への戒めを描いてるわけではないと考えないととても中立では見られないな、と思った次第。