香港怪奇物語 歪んだ三つの空間のレビュー・感想・評価
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香港ヒトコワ物語
怪談のジャンルで説明するとならば、ヒトコワ(ヒューマンホラーともいう)が題材の怪奇物語です。
1作目
ご遺体を見つけてしまった怖さから逃げ出してしまった結果、大人になり新居への引っ越ししてはじめての夜を過ごす際にふとしたDMをきっかけに思い出したくないトラウマが蘇るというのだが、幽霊による"あのとき通報していたら"の逆恨みと見せかけての引っ越し業者がストーカーで実は忍び込んでいたというオチには驚いた。
2作目
投資ライバーによる、投資をして億万長者になりましょうとライブ配信を行っていた場所が実は過去に火災が起きており、多数の死傷者が出ていたという曰く付きのあるデパートで売り込みの宣伝をするのだが、実は火災の原因がタバコの不始末によるもので、後々登場する火災の真相を探るためにライブ配信していたライバーにより、犯人が投資ライバーだったというのだから、最後は罰が当たって良かったですね~。
3作目
小説家が主人公。原稿を書いているうちに気分転換がしたくなり外へ。一階に不審なフード姿の"何か"が見えてしまったことにより恐怖のあまり財布を落としてしまう。自分一人では拾いに行けず、4階に住む住人に依頼して拾いにいってもらう。そして何事もないと主人公を安心させ、一緒に下へ下りようとした際に"何か"が一階を離れ二階へ上がってきて下に下りれなくなってしまうという話。
実は主人公には妊娠した不倫相手を殺害した、殺人事件の犯人では?という疑惑があり、上がってきた"何か"は白状させるためのエクストラだったのだが忍び込ませたカメラに気付きエクストラを殺害してからのカメラ越しに覗かせる笑顔にゾッとした。
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