「このジジイヤバすぎて草」オールドマン ezioさんの映画レビュー(感想・評価)
このジジイヤバすぎて草
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不穏に満ちた雰囲気で繰り広げる会話劇
ほぼ全てのシーンがこじんまりとした小屋で完結し、演出も良い意味でも悪い意味でもシンプルで眠たくなる
でもジジイの話は少し興味深く、それは聞き続けるほどに面白くなってゆく
ストーリーとしては途中まで入れ子方式で理解が進むので複雑に感じるが、ラストを観ると「あ、結局全部妄想か」で終わってしまう
が。中盤で読めてくる「次の身代わりまで出られない」身代わり方式でなくなりつつグングンと話が進み混乱されられる感覚は気持ちが良かった
オチとしてもありがちといえばありがちで、得られるものが無い点においては見て損した、という感想も十二分に分かるが
個人的にはこの"オチを探す"感覚は最終的に当てても当てられなくても好きなので割と高評価
「なんじゃそら」で終わるところは嫌いな人も多いかもしれないが、オチがある意味分かりやすいというのは良いポイントだも思う
そして何よりスティーブン・ラングの演技は最高
孤独と自責の念で狂うジジイをやらせたらもはや無敵だ
だんだん話を親身に聞いてくれる様になってきて可愛く思えてくる。最初がヤバすぎたし、自分自身なんで親身になるのも当たり前かもしれんが。
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