ブギーマンのレビュー・感想・評価
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劇場の空間を存分に生かした作品
スパイダーバース公開時に、まあまあ長い間トップ10に入ってた印象があったけど、タイトルからしてライミ版の尻すぼみを思い出し期待薄での鑑賞。
そのせいか、久々に劇場の逃げれない感を体感…ベッド下やソファーとかの面白いカメラワークや光の玉などのアイテムを生かした演出が見所✨ただ、光玉を壊されてからは「…何か光る物は無いのか!」とこちらも焦る💦さらに怖い要素は、主人公が物怖じせずドアを開けるわ、部屋から出るわ、来てと電話があれば行くわの強心臓+ブギーマンが身近な人の声で呼び掛ける(ナタリーポートマンのSFを思い出す)+心拍数上昇時の心臓の鼓動を感じさせるスコアミュージック🎵ラストも「開けないで…閉めて締めよ😰」
主人公の女優さん、どっかで見たことあるけど誰だっけなぁーって終始思ってたけど、イエロージャケット(ドラマ)のジュリエットルイスの若い頃を演じてたあの人❗黒髪で途中まで気付かず…
【”ソレは心に喪失感を持つ家族の所に暗闇からやってくる・・。”ウワワワ!だからクローゼットを開けちゃ駄目だって!物凄く怖かった作品。ホラー映画チキン、劇場鑑賞限界作パート2でもある。】
ー 母を交通事故で失ったばかりの高校生セイディ(ソフィー・サッチャー)と妹のソーヤー、そしてセラピストである父。喪失感を抱えながら過ごすある日、父の所に”娘達が言っていた事を信じて上げられなかった・・。”と暗い顔をした憔悴した男がやって来る。序でにソレもやって来ていて男は、首を吊った状態で発見される。-
◆感想
・ブギーマンとは、駄々をこねる子供を”ブギーマンが来るぞ!”と怖がらせ、おとなしくさせる伝承上の怪物である。
ー だが、エンドロールでも流れるが、今作はスティーブン・キングがその伝承を基に書いた掌編が基になっているのである。-
・今作は、前半はブギーマンの姿は現れず、クローゼットの”バタン!”と閉まる音や、暗闇の中のソレが慣らす音に、一々”ビクッ”と反応してしまう。
ー 恥ずかしいが、仕方ないじゃん!ホラー映画チキンなんだから。(開き直り!)-
・途中、セイディの同級生達との絡みは”このシーン必要なのか?”と思いながらも、怖くないのでやや余裕が出てくる。
・と思っていたら、セイディの家にもソレはやって来て・・。
ー ソーヤーがベッドの下で観たモノ。怖いよお。-
・自殺した男の家に、友人に送って貰って乗り込んでいくセイディ。ドキドキするなあ。
何で危険なのに行くかなあ・・。と思ったら、男の奥さんが廊下中に蝋燭を灯してライフル構えて”アイツを殺す!”と立っている。
いやいや、セイディを囮にする貴女も相当怖いです。
ー 罠にかかったソレにライフル銃を打ち込む奥さん。ソレ(ここらあたりから悍ましい姿が見えて来たので、ブギーマンと記す。)は怪我をしながらも、奥さんを斃して逃げる。-
・セイディの家でも、ソーヤーが又も狙われ、母が運ばれた病院へ。父はソーヤーと共に家に戻るが、セイディは”家に入らないで!”と電話するも、父はブギーマンに地下室に引きずり込まれる。
ー ここで、ナントセイディとソーヤーは、父を助けに地下室に下りて行くのである。私の百倍くらい胆が据わっている姉妹である。-
■セイディと姿を現したブギーマンとの対決シーンは、凄かった。怖かった。気味悪かったなあ。頑張った、私。自分を褒めたい。
ライターに火がナカナカ付かないシーンは焦る。が、セイディは身近に母の気配を感じ(ライターの炎が、左に曲がるのである。)果敢にブギーマンを火攻めで追い詰めて行くのである。
<今作、物凄く怖かったです。ストーリー展開は少し粗い部分もあれど、セイディとソーヤー、頑張ったなあ。
序でに、私も頑張ったなあ。(イタタタ。石を投げないで下さい。)
大分、ホラー耐性がついてきたぞ!>
マイケルは出ない、伝承によるもの
タイトルとポスターのチラ見の情報のみで鑑賞。
ブギーマンの正体はなかなか出てこない。出てきても並の動体視力では判別できない。
ストーリーは凡庸かもしれないけど、ホラー映画に多くは求めない。
アメリカの一軒家は広く、地下室があり、薄暗い。普段から部屋はあまり明るくない。ブギーマンの為の好条件であり、ホラー映画にとっても好条件。
ラストではライターの炎の向きで母親が守ってくれていると確信して立ち向かうことができた。大切な人を失っていつまでも気持ちの切り替えが出来ないことは、責められるはずはない。しかし、そこにブギーマンの攻め入る隙ができてしまう。私はドライな性格なので大丈夫だと思うが。
アメリカでは当初Huluによる配信のみの予定だったとか。ホラー映画は大画面大音響で驚かせてナンボだと思うので劇場公開されて良かった。
面白かったけど、、、
キング作品、ストレンジャー・シングスのプロデューサーチームが手掛けたとあらば観に行かないはずがない
しかし、しかしこれは、、、あまりにもストレンジャー・シングス。。
ストレンジャー・シングスのアナザーストーリーと言っても過言ではない
装飾電球チカチカ、壁や天井を這う影のようなツタ、口の中に侵入してくる何か、、極めつけはブギーマンという名のデモゴルゴン。。
序盤のホントにブギーマンという怪物は存在するのか?
それとも恐怖が生み出した架空の存在なのか?辺りまでは面白かったが、中盤以降、完全に姿を表してからは、、、、。
いや、結局どこから来たのか?しかも炎で死ぬの?
スティーブが釘バットで参戦するんじゃないかと思いながら見てしまった。
ホラー作品としては良かったし、ストレンジャー・シングス大好き!みたいな人は見る価値があるかもしれません。
ソフトホラー映画!?
突然妻を亡くした男。職業は心のセラピスト、高校生の長女と小学生の次女がいました。
長女はショックが大きく立ち直れずにいました。そんな時、予約なしで現れ診察を希望する男。あまりの強引さに診察を始めます。すると、幼い娘を心臓発作で急死してしまった。その後二人の娘がいたが、二人とも死んでしまった。この娘たちは得体のしれない者に殺されたと言います。普通ではないと判断して警察に通報しました。すると通報している間にクローゼットで自殺をしてしまいます。それ依頼、扉が突然開いたり、クローゼットの中から異音がしたりと怪奇現象が始まります。小学生の次女は「何かがいる」と言いますがショックによる幻覚といって信用してくれません。しかしやがて高校生の長女にも様々な事が起こります。はたしてこれは心霊現象なのかモンスターなのか。B級映画でしかありません。しかし、原作はスティーブンキング、となればラストには何かあると期待しましたが、明確な結末や意味深い事もありませんでした。あえて深読みするのであれば、愛する者を亡くし、喪失感にさいなまれます。しかしいつまでもその事に囚われていてはいけない、新たに前を向いて進まなければならない。そうでないと喪失感からくる得体のしれない者に取り込まれてしまう。こんな意味が込められているかもしれない作品かも。
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