さまよえ記憶のレビュー・感想・評価
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ペースキープ
本編付属の短編以外で観る作品としては、最も短い劇場映画なんじゃないかなと思います。本当にあっという間でした。
行方不明になった息子を探す手がかりを見つけるために、質屋のお婆さんに大切な記憶を渡す…というあらすじで展開されますが、24分というのもあり、起承転結の展開がとても早いです。
自分にとって大切・忘れてはいけないと言いつつ、それを重荷として背負って生き続けるよりも、その記憶を忘れて、新たな道を進むという提示になっていたなと思いました。ラストシーンはハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、観客に全て委ねるラストになっていました。
正直、サラッとまとめ過ぎている感は否めず、80分くらいの尺でやるであろう作品をギュッと24分に縮めているので物足りなさはとてもありました。短編の評価は難しいところなんですが、満足度が特別高いわけではないので、このくらいの評価に落ち着きました。
どんぐりさんの存在感は本当に素晴らしいです。駄菓子屋のお婆ちゃんなのに、どこかミステリアスな魅力が備わっている。理想的なポジションに収まっていました。
映画館で観るならばやはり60分は欲しい…と思わされた作品でした。この作品が長編になっていたらどうなっていたんだろうというのもあります。
鑑賞日 8/14
鑑賞時間 9:50〜10:20
座席 C-5
「24分好き」
今年133本目。
2019年7月に「Walking Meat」と言う20分のアニメ映画を見てそれ以来の24分の長さの映画。この長さ非常に好き。ふらっと夕方6:25に行って帰りに中華料理屋さんで冷やし中華をTake Out、このスタイル好み。「カメラを止めるな」の竹原芳子さんは上手い。
24分間に凝縮されたストーリー
半分くらい見た時に24分で収まるのかと思ったが見事にストーリーが完結してる。
といっても最後は解釈を残したパッピーエンド(それ自体も解釈によります)、観た後に、あれそういうこと?と楽しめました。
さすがヒットドラマに絡んだ監督の作品だなと感じました
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