「人間味溢れるって、世界共通」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ayaさんの映画レビュー(感想・評価)
人間味溢れるって、世界共通
舞台は1920年代
オイルマネーにまみれた人間ドラマ。
ネイティブアメリカンとその財に目をつけた白人の話。
ヒロイン、モーリーの気高い聡明さと、
心広く優しさで包み込む感じ。
信じたいけど信じられない
けれど信じようとする芯の強さに胸を打たれた。
言葉にはしないけれど、
目を見ればわかるとはこのことか。
ディカプリオ演じるアーネストは、
一見どうしようもない欲望まみれの環境に
浸りきった卑しさと、妻を愛する純粋さをも持ち合わせる二面性が良かった。
けれど、最後の最後に。。。
ある意味浸りきったのも、純粋さから来るものか。
ロバートデニーロ演じるキングは言うまでもない。
存在だけで不穏な空気を醸し出す悪どさが秀逸。
ハードなハラハラさも感じないのに、
206分と言う長さを感じさせない脚本は
とても素晴らしかった。
個人的には、
エドガーの名前にピンと来てしまった。
そうだ、あの映画も、ディカプリオか。
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