「円熟した俳優たちの素晴らしさ」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
円熟した俳優たちの素晴らしさ
デカプリオもデニーロも馬鈴を重ねているが、若い時にはない演技の凄みみたいなものが出ていて、素晴らしい。デニーロはもはや言うことはない。あれだけの演技が出来る俳優は日本には存在しない。デカプリオも、かつての美少年の面影は何処にもなく、ふてぶてしいオヤジになってしまったが、ふてぶてしさの中にも、少しマヌケな要素と純粋さとの微妙なラインの演技が出来る名優になった。この二人の名優の素晴らしさを再発見するだけでも、この作品の価値はある。内容は事実に基づいたミステリーサスペンスだが、上映時間が長過ぎて、少しだれてしまった。原作を読んでから、鑑賞する方が良かったのかもしれない。
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