「哲学、美術、笑いを少々。」哀れなるものたち nekoさんの映画レビュー(感想・評価)
哲学、美術、笑いを少々。
純粋無垢な目線で描かれる人の在り方を笑いを散りばめる事で、作劇としてメチャクチャわかりやすく、面白く描いているのがすごい。
ともすると、哲学に寄りすぎて、カタイ題材になるところを、マークラファロ演じる愚かな男性性を描く事で、物語にとっつき易さを加えてる。
ベラの感情に伴うモノクロからカラーへの移行、それに伴うベラの顔つきの変化、エマストーンの演技力が神がかってる。
最近、ライトなアクションやホラーばかり観ていたから、ギャップにやられた。
記憶に残る一作。
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