「楽に観られメッセージも伝わってくる」哀れなるものたち 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)
楽に観られメッセージも伝わってくる
ファンタジー物はあまり好みではないけれど、これは素敵な映画だと思った。
メッセージは伝わってくる。
曖昧にせず、勇気を持ってありのままの現実をしっかり見よう。そして、心の広さ、強さを持とう、と。
あまりキレイとは言えない性描写は、現実を見ようという立場においては、欠くことができない。このような赤裸々な描写をしてくれていることを有り難くも思う。
セックスは、良かれ悪かれ人間の大きな現実的要素の一つ。真剣に生きるのなら大きなテーマなのだから。
様々な苦労を経たベラは、清々しく美しく、自信に満ちてカッコいい。同じ女として惹かれる。最後は気持ち良く終わり、元気がもらえる。
部屋や街などの背景も可愛く、冒険ゲームのようなノリも楽しい。癒やし要素があり、台詞もわかりやすい。重くなりがちな内容だけれど、楽に観られる魅力があった。
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