「哀れな男たちよ」哀れなるものたち 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
哀れな男たちよ
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最初のモノクロのパートだけでも充分楽しめるのに、総天然色になってからの展開、リスボン、SHIP、アレクサンドリア、パリと、主人公ベラが外の世界を知り、成長していく姿、SHIPやアレクサンドリアの造形、海や空の色彩、聡明になっていくエマ・ストーンの表情に魅せられる。
ロンドンに帰ってハッピーエンドと思っていたらもうひとくだりあった。最後はゴッドの脳を移植して蘇生するのかなと思ったら山羊でした。
無垢で純真でかわいい、男にとって都合の良い女でいつまでもいるはずがない。女性の成長、自立、解放と、テーマはありきたりだけれど、斬新な映像と音楽、エマ・ストーンの文字通り身体を張った演技によって、今までにない作品となっている。
パリのパートは、つい最近公開された「ラ・メゾン」よりも充実してた。世界を知れば世界を手に入れることができる。
フェリシティ、きれいだなと思ったらマーガレット・クアリーだった。きれいなはずだ。
エマ・ストーンの裸目当てで二回も観に行った自分も含めて、男って哀れだな。
(二回観て、過激なシーンだけでなく実に良くできた映画だなと、エマ・ストーンはもちろん、男性陣も好演しており、賞レースのトップにいるのも納得でした)
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humさんのコメント
2024年2月8日
大吉さん、コメントありがとうございます。また観に行ったら3回目!すごい👏
でも、私ももう一回観たいです。評価も、視点も違うレビューにドキリとしまして。ただ明日は金曜、また新作の嵐で困りますね。