「素晴らしい映画ではあったのですが……」哀れなるものたち よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい映画ではあったのですが……
いや、面白かったんですよ。評価も嘘じゃないんです。
役者陣はもちろん、異常に作り込まれた世界観と絵作り、女性の成長譚としての物語にも唸らされました。不協和音気味の音楽は、予告編の時から苦手でしたが、作品にはあってましたし、エグい設定の中で画面を彩るギリギリ不快感を抱かないクリーチャーたちや改造人間たちもいいバランスだったと思います。2時間半あっという間でした。
ただ、心には全然響かなかったです。面白かった、という感情とともに、どこかでクールに突き放して見てる自分もいました。
何とも不思議な映画体験でした。
コメントする