「類まれな名作」哀れなるものたち 椎名モモコさんの映画レビュー(感想・評価)
類まれな名作
シュールレアリスムの世界で生の生命をエマ・ストーンが体当たりで演じる
アカデミー賞主演女優賞は本作エマ・ストーンの動の演技と
フラワームーンのリリー・グラッドストーンの静の演技の一騎打ちとなるが
甲乙つけがたくどちらかが獲れないのは誠に勿体ない話だ
如何にも英国製原作のよく練られた文学性の高い物語
エマ・ストーンの卓越した表現力と一つ一つ具体的に
丁寧に説明されて進行していくのでしっかりと観ていれば
置いてけぼりになる人はいないでしょう
冒頭で何故ベラが身を投げたのかが
明らかになる終盤は如何にも英国小説の醍醐味ですね
もう既にオスカー女優ですが
本作でついにリアル・ララ・ランドを実現しました
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