劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全671件中、1~20件目を表示

4.0自分の感性を試してみたい方にお勧めの映画です♪

2024年1月31日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

最近の米アカデミー賞受賞作品には少し疑問を抱いていたところ、アカデミー賞11部門ノミネートとの本作品。正直鑑賞を迷いましたが、結果からいえば観ておいてとてもよかったと思います。鑑賞後の後味的には第94回日本アカデミー賞作品賞など受賞の「ドライブ・マイ・カー」を観た後に似ています。「やられたー」とか「そうきたかー」といった類の言葉で正しいのかは分りませんが、とにかく鑑賞前と鑑賞後ではあきらかに違う自分になる、心の奥底にズドンとした衝撃を持ち帰ることになる作品。とはいえR18+で性描写やグロテスクな描写も多々あり、誰にでも刺さる映画とは言い難い内容ではあります。

【本作品をおススメしたい方は以下の人】
・アカデミー賞ノミネート(受賞)作品は欠かさず見ている映画好きなあなた
・何かしらの束縛から自由になりたいと日々感じているあなた
・もしかして自分こそが「哀れなるものたち」ではないかしら?なんて一瞬でも思ったことがある、感受性豊かなあなた

モノクロになったり、カラーになったり、空想の世界になったり豊かな映像美と、巧みな不協和音で観るものの感情を揺さぶる音響、主演エマ・ストーンの体当たり演技など、とにかく見どころは満載です。

週末レイトショーで
一人静かに、
じっくり、
どっぷり
鑑賞するのが
おススメです♪

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ななやお

4.0ファンタジックな舞台美術とアートな衣装に圧倒される幻想のフェミニズム成長譚

2024年1月27日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ

5.0私達自身の暴露本

2024年1月26日
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鑑賞方法:映画館
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猿田猿太郎

4.5だんだんダンカン・ウェダバーンの情けなさがツボってきた。

2024年2月29日
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村山章

5.0「動き」で描かれる主人公の成長

2024年2月29日
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鑑賞方法:映画館

アニメーション的な視点でこの映画を観たくなる。ヨルゴス・ランティモス監督の作品はいつもそういう感じを抱くのだけど、今作は特にそう。エマ・ストーン演じる主人公の「動き」にやっぱり注目して見た。彼女は胎児の脳を成人女性の身体に移植したため、スムーズに歩いたりできないでいる。身体と脳の働きのバランスが悪いためだろう。この「動き」が、成長するにつれてどんどん洗練されていく。本を読み、様々な人々と触れ合うことで脳が身体の成長に追いつくと、彼女の動きはスムーズになっていくわけだが、その運動の違いによって主人公の成長度合いを描き分けるという点、運動の描写をことさらに重視するその姿勢にアニメーション的な感覚を感じる。
人工的かつ幻想的な舞台設定もアニメーションとの親和性は高いだろうが、人物の「動き」をいかに組み立てるかに注目している点がことさらに面白い。

物語も、自分の身体は誰のものか、身体のコントロール権をめぐる物語とフェミニズムを結び付けた話とも言える。身体の自己決定はフェミニズムの重要なテーマであり、それを描くには「運動」による描き分けは有効だということだろう。

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杉本穂高

5.0原作小説とヨルゴス・ランティモス的幻想風味の親和性に驚喜

2024年1月31日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督が自ら脚本も書いた「ロブスター」と「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」では、リアリスティックなドラマが進行しているかのように見せつつ、神話のようにファンタジックな設定や現象が強烈な味付けとして加わってくるような、ある種の中毒性さえ感じられる独特の作風が“お気に入り”だった。続く「女王陛下のお気に入り」は英国人女性デボラ・デイビスによる初脚本の時代劇がベースになったため幻想風味はなかったものの、この最新作はスコットランド人作家アラスター・グレイの小説の映画化でありながら、ランティモス監督らしい幻想が復活しているのが嬉しい驚きだ。

大勢が指摘するように、顔につぎはぎの傷を持つ天才外科医ゴッドウィンと、脳移植され電気ショックで新たな生命を与えられるベラは、2人ワンセットで「フランケンシュタイン」を思わせる。その作者メアリー・シェリーの伝記映画「メアリーの総て」で描かれていたように、19世紀初頭は女性が小説を発表するのに苦労したことを考えあわせるなら、人造人間キャラが男性から女性に置き換えられた点は、見下され抑圧されてきた女性の復権と解放という歴史的推移にも沿うと感じられる。

それにしても、知能が乳児から賢人へと急速に発達するベラを熱演したエマ・ストーンのインパクトが圧巻だ。ベラの精神的成長と反比例するようにマーク・ラファロ演じる遊び人の弁護士がだんだん情けなくなっていく感じも実にいい。

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高森郁哉

4.5The Weirdest Film on Sex, Love, and Gender

2024年1月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

Poor Things is the gothic sex oddysey of Bella, a reanimated body created by a Promethean morgue doctor. The film is a scattershot homage to Burton, Von Trier, Fincher, and Kubrick. Lanthimos himself may be top auteur status. It takes some patience but the film's dark, hideous world reveals to be tongue-in-cheek charm you will want to stay. The weirdest major production since Clockwork Orange.

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Dan Knighton

2.5青 黄色

2025年11月16日
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エログロである。女性の自立を謳っているのだろうか?どの男性も酷い、女性達が良いのかというとそうでもないのでどの人達も人としてどうかな、人間の根底とはそういうものなのか?女中さん大変そうと思ったけどそれなりに楽しそうであった。
最後はゴッドの脳を、と思ったが違った。

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GAB I

3.0歪み

2025年11月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

斬新

 19世紀のイギリス。マッドサイエンティストであるゴッドウィンの助手となったマックスが屋敷を訪ねると、ベラという女性がいた。妊婦であった彼女は自殺したものの、ゴッドウィンにより胎児の脳を移植され蘇生した女性だった。行動が幼い彼女だったが急速に知識を吸収し、やがて弁護士のダンカンと駆け落ちし、世界を旅する。
 ヨルゴス・ランティモス監督作品は、「籠の中の少女」「ロブスター」を観賞済み。男性社会の皮肉と女性の解放を描いた今作も興味深い設定です。さらに音楽や映像の歪みや色使いなど、とても印象に残りました。
 なぜかエマ・ストーンの眉毛に目がいってしまいました。少し歪んでいるようで、物語に合わせているのか、地毛なのか。

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sironabe

哀れなるものたち

2025年11月5日
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鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ日本橋でヨルゴス・ランティモス監督『哀れなるものたち』鑑賞。エマ・ストーンが "そこまでやるか⁉︎" ってくらい凄かったっス。当然18禁。日本の若手女優もエマちゃんを見習っていただきたい。#10

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はにわさん in 2025

5.0哲学、美術、笑いを少々。

2025年11月5日
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鑑賞方法:VOD

笑える

知的

斬新

純粋無垢な目線で描かれる人の在り方を笑いを散りばめる事で、作劇としてメチャクチャわかりやすく、面白く描いているのがすごい。
ともすると、哲学に寄りすぎて、カタイ題材になるところを、マークラファロ演じる愚かな男性性を描く事で、物語にとっつき易さを加えてる。
ベラの感情に伴うモノクロからカラーへの移行、それに伴うベラの顔つきの変化、エマストーンの演技力が神がかってる。
最近、ライトなアクションやホラーばかり観ていたから、ギャップにやられた。
記憶に残る一作。

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neko

性的倒錯者

2025年11月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

驚く

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映画イノッチ

4.5これでもかと言うぐらいエマ・ストーンのおっぱいを堪能

2025年10月20日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

ベラがホテルから1人で飛び出して外の世界が開ける瞬間に映像がカラーになる演出が好き。

また娼婦ながらも自分の道を進み、ベラが
ダンカンを突き放す
「何故あなたを求めたのか分からない」

という言葉が学を得て、アイデンティティーを確立したベラを象徴してた気がした

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サモハン金棒

3.5ヒトを人たらしめるものとは、、

2025年10月3日
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鑑賞方法:映画館
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ordinal

4.0世界観が良い

Yさん
2025年8月23日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

難しい

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Y

4.5命は成長する

2025年8月22日
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@R3X

0.5大嫌い

2025年6月18日
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鑑賞方法:VOD

まず初めは映画館で20分で離脱。2回目の映画館では1時間で離脱。動画配信で再チャレンジ。結果、面白くなかった。ヨルゴスランティモスの作品は当たり外れが激しい。エマストーンは頑張ってたかも知れないけど性描写や裸、乳首はまじで見たくなかった。

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ゆうき

1.0タイトルなし

2025年6月10日
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観る前にある程度、この映画の情報を知ってないと辛い。
知らなかったから辛かった、映画館で観てたら途中で帰りたいし、誰かと観にいってたら帰り道やご飯食べてる時にこの映画の話はしない。
映像は綺麗。

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おまめ

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年5月22日
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つぶちょこ

4.0映画から匂い...??

2025年5月5日
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まるで絵本から出てきたような世界観が、ストーリーにより深みを出す。まるで「匂い」まで感じられるような演技と表現は、好き嫌いが分かれるかもしれないが、今作がアカデミー賞で大きな話題を攫ったのは頷けるのでは。

奇抜なストーリー展開の中でも、主人公の自由への渇望は一貫している。性の自由、体の自由、仕事の自由、生死の自由。おもちゃ箱を開けたような音楽の中で、生き生きと成長していくベラが眩しい。

久しぶりに、見ちゃいけない世界を見ちゃったな笑と思えた映画。楽しかった。

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Another Popcorn Time