「神様PKディックと名匠ジョン・カーペンターを連想」ドミノ あさちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
神様PKディックと名匠ジョン・カーペンターを連想
映画「DOMINO」とても面白かったので何か書き留めておこうとしたら浮かんだのがこの二人
デビューから追いかけてるロバート・ロドリゲス監督のSF大作はHIPNOSIS(催眠術)の軍事、政治利用がテーマのハイテンポでスリリングなジェットコースタームービーでした
終映後浮かんだのはディックの描いた傑作SF小説群
ストーリーが似てるわけじゃなくて見えてるものが現実か虚構か倒錯する感覚がまさにディックの世界観
阻害される孤高の主人公は短編「ゴールデンマン」のミュータントを連想
演出の手法はテイストのよく似た世界を描くのが得意なクリストファー・ノーランのような計算され尽くした醒めた視点ではなく、私が愛してやまないジョン・カーペンターの独特のB級感が薫り立つ泥臭いが力強い演出法を連想
90分少々に見事コンパクトに纏め上げられた本作は観る価値ありのオリジナルSFでしたよ
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