「ドンデン返しも特盛だと胃がもたれる」ドミノ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ドンデン返しも特盛だと胃がもたれる
ドンデン返しってある種の物語には必要不可欠なもの。そういうことだったのか!?ときれいに騙してくれた話は、名作として語り継がれたりする。だから私も含めてドンデン返しを好きな人は多い。映画製作者も華麗なドンデン返しを常に狙っている。
本作の予告編を観ただけではわからなかったが、実は超能力のお話。なんだ、好きなタイプのやつじゃん!と思いながら観ていくのだが、どんどんワケがわからなくなっていく。いや、テンポも悪くないし、そうだったんだ!ってなる展開も待っている。でも、本当に何が真実なんだ?って感覚に陥る。あの能力にかかるともうリセットできないんじゃなかったっけ?って思っても、あ!そうか違うのかなんて思い直したり。結局どういう話なんだ?ってしばらく整理する必要がある。そしたらものすごく狭い範囲のお話か!?なんて結論にたどり着いたりもする。ドンデン返しを盛り込みすぎなんだよな。特盛すぎてお腹いっぱいになってしまった。もう食べられません。
当然続編が作られるわけだが、そこでも実はこうでした!ってやるんだろうな。この設定だともうなんでもあり!ちなみにドミノって邦題つけたけど、続編でドミノが全く出てこなかったらどうすんだろうね。原題のヒプノティックでよかったんじゃないの?
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