あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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戦争映画だが創作みを強く感じる。空襲シーンは鳥肌。
普段10人いたらすごい地元の映画館に30人ほどの集客。
珍しい。
ファンタジーみが強かったかな。
都合良いというか……語彙力がない…。
漫画というか、創作てきな??
百合にも感情移入ができなかった。
板倉には共感した。
けど2時間飽きずに見れたし、見やすい映画だと思う。
違和感↓
あまりに雰囲気の違う若者をあっさり受け入れるあきらと鶴さん。
百合のことをなみ(妹)とそっくりだ、と言いながら、なみにそっくりな百合を愛すの?
頼りになる兄や父に似ている、なら考えられるけど、妹好きって…。ろ…。
なみのこと愛してたの???(´・ω・`)
妹の身からしたら嫌悪感強い。
百合のこと好きになってたけど、自分は死にゆくから妹扱いしてたのかな??
妹扱いの百合にあきら呼びさせるのも嫌悪感あったわ。
歳の近い兄妹はそうなの??
この時代のイメージ、兄さん、お兄様とかでは??(>_<)
空襲で市街地が被害を受けている中、電柱?の下敷きになったわりにその後元気。
てっきり鶴屋食堂の近くで下敷きになったのかと思いきや、食堂も鶴さんも全く被害ない。
食堂も鶴さんも…という展開かと。一体どこを走り回ってたの??
てっきり封筒の中身を見て飛行場まで駆けつけたのかと思ったら、読んでなかったのね。
お見送りしなかった描写も、封筒見て駆けつけた描写もちょっとわからなかった。
耐えて我慢してたのが爆発した??
違う作品になることは承知で、こうなればよかったのにな↓
飛行機に百合を乗せて二人で逃げる。
未来から来た百合が無双する。(日本は負ける、だけじゃ怪しいね??)
空襲の日、街の人に逃げるように呼びかけるとか?スパイと思われるか。
史実を伝えたところで戦争が勝つわけでもないし、せめて終戦までの二ヶ月間特攻をやめさせるように奮闘するとか…。
戦時中の雰囲気にそぐわないが、もっと恋愛感情を出してもっと恋愛向けにするとか??
あきらが転生(生まれ変わり)していて、あの百合の丘で再会するとか?
現世で百合の丘に行くシーンあればな。
魚のあげた奴つくってママにお弁当渡して先生になりたい、も良かったけど、
百合の丘に連れて行って先生になりたい、と告げるのも良さそうやん??
逃走して許嫁と添い遂げた板倉が存命で、現代で百合と再会してたら泣いてた。
ちよの子孫とかと会って、滑走路で百合が消えた後のエピソード聞きたかったね。
良かったところ↓
空襲シーン。
山の奥、建物の奥から迫り来る大量の爆撃機。
そこからパラパラと落ちてくる爆弾もとても恐怖。
数機、え、こんなにやってくるの?
本当にパラパラ落ちてきて、銃弾のように勢いがないように見えるのに、
爆撃機の通った後は爆発が起こり。
爆撃機が迫り来るシーンはどの戦争映画よりも怖かった。
百合の丘のシーン。(丘?)
百合って自生してるんだ…?匂いすごそう。
一面の百合が綺麗だったね。
特攻隊の兵士たちを生き神様と言ってたのつらかったあ。
ただの人間だよ?
神様って持ち上げられて、特攻を肯定して。
ネガティブな感想ばかりだけど、至る所でうるっとしたし泣けた。
2時間飽きずに見れたし、見やすい映画だった。
恋愛ものだと思うが、戦争の異端さも伝わる。
戦争映画は…、と普段感じてる人も見やすい映画なのではないかな?と思う。
実際観客で若い人も多かったしね。
戦争は良くないね。
特攻隊が夢見た世界を生きる私たちは、未来にも続けられるように、
喉元過ぎれば熱さを忘れるじゃないが、
戦争の悲惨さを思い出し、未来で起こさないように、伝えていくことが今の私たちができることだと思う。
映画館 23.12.8
筋書は読めても涙腺は緩むものです
【“百合、生きてくれ。”と時を越えて出会った彼は、私に手紙を遺して大空に飛び立った。”今作は母との齟齬、進路が見えなかった女子高校生が、特攻隊員の意を継ぎ、自身の生きる道を見出す作品なのである。】
ー 分かってはいたが、後半は涙を堪えるのに必死だった作品である。-
■百合(福原遥)は母(中島朋子)との齟齬を抱え、自身が進む道も分からず悶々と生きる日々。ある日、トラックに撥ねられかけ、傍に在った洞窟に入ると気を失い、気づくとそこは昭和20年6月の敗戦濃厚な日本だった。
そして、彼女に手を差し伸べてくれた男、佐久間(水上恒司)は特攻隊員だった。
◆感想
・百合が過酷な状況下、生きている事の大切さ、有難さを学んでいく過程が上手く描かれている。更に、戦争に対し、警官(津田寛治)に異を唱える姿も。
ー 彼女が街中で戦災孤児に食べ物を分け与えていた時に”もうすぐ、戦争は終わるから。”と言った事を警官(津田寛治)に聞かれ、咎められるも、”戦争に意味があるんですか!”と命懸けで異を唱える姿。
現代に居た時には、TVの特攻隊特集を興味なさげに切っていた人とは思えない。彼女の成長の証であり、真なる心を持った女性であることも分かる。-
・特攻隊員の男(水上恒司)に介抱され、彼らが利用していた食堂“鶴”の女将(松坂慶子)の店で働くようになった百合が、男から”彰”と呼んでくれ。俺も百合と呼ぶから。”と言われ彼に心惹かれていく様や、同じ特攻隊員たち、石丸(伊藤健太郎)、板倉、寺岡、加藤とも親しくなっていく。そして、店に魚を運んでくる千代とも。
ー 特攻隊員たちは、生き神様として特別な扱いを受けていた。それは何時特攻に出るか分からないからであるが、今作でも隊員が言っているが、可なり精神的にキツカッタらしい。それはそうだろう。夫々、愛する人が居るにも関わらず、気丈に振る舞う特攻隊員たちの姿。今作は、特攻隊員たちの夫々のキャラが立っているのも良かった。特に坊主頭の伊藤健太郎が演じた石丸の明るいキャラかな。ー
・ある日、彰が百合を、百合が一面に咲きほこる丘に誘うシーン。彼は、自身の故郷や妹の話をし、その後”こんな世の中ではなかったら、教師になりたかった。”と告げるシーン。
■特攻が決まった日、板倉が脱走する。彼を見つけた佐久間と百合。そして、他の特攻隊員たち。親子三代陸軍だった加藤は激怒するが板倉が、”恋人の16歳の女性が家族全員が亡くなり、彼女も寝たきりになって、自ら死を選んだ。俺は彼女を支えて生きたい。”と涙ながらに行った時に、誰も異を唱えず彼を逃がすシーンは沁みた。
・石丸に密かに恋心を寄せる千代の姿。
・特攻に出る彰、石丸、寺岡、加藤。寺岡は未だ会っていない赤子と妻の写真を、石丸は千代から貰った千代に似た人形を、彰は白い百合と共に大空へ飛び立っていくシーンも沁みる。そして、百合は気を失い、現代へ戻るのである。
<現代に戻った百合が、特攻記念館で見つけた彰の”百合へ”と書かれた封筒の中に在った手紙のシーンは、涙を堪えるのが難しい。
そこには、彼の百合に対し、愛する想いが、綺麗な字で綴られていたのである。
泣き崩れる百合。
だが、彼女は翌日から明るい顔で、母の為に“鶴”で習った鯵フライを入れたお弁当を作り、大学に行きたいと自らの意志を示し、進路表にも彰の夢であった、教師になる事を記すのである。
今作は、反戦映画でもあり、且つ稀有な経験をした女子高生の成長物語でもあるのである。>
◼️追記
普段はこのような事は書かないのであるが、【映画は自分の判断で、観るモノである。】今作品は私も含めた戦争を知らない世代に観て欲しいと思った作品である。現況下、世界各地で戦争が行われているが、特に今後の日本を背負って行く若い方々に観て欲しいと思ったのである。若い方々は私が知る限り、殆どの方々が戦争に対し否定的な考えを持っていると思っているが、今作品は戦争が再び日本で起こらない為に何をすべきかを、メッセージとして発信していると思ったからである。重ねて記すが、聡明で、今の政治に疑問を持っている若人に観て欲しいのです。今作品は決してお涙頂戴映画ではないと、原作者の女性の方の素晴らしいインタビューをたった今、読んだので、敢えて記します。
泣けた。
大号泣まではいかないけれど泣けた。
彰役が水上恒司くんで良かった。キャストが良かった。伊藤健太郎さん、出口夏希ちゃん、小野塚勇人さんも、斗亜くんも良かった。
原作がケータイ小説だからか、多少はありがちなお話で予想通りな気もしたが、全体的にいいお話だった。
出口夏希ちゃんが伊藤健太郎にお守りを渡すシーン、最後の日のお見送りのシーン、ラスト、泣けた。特攻隊がそれぞれ大切なものと一緒に飛び立つのが良かった。彰がユリ持ってるところ良かった。ラスト、特攻隊の遺影と手紙が飾ってあるところ、泣いたー。
福山さんの歌がとてもマッチしていて泣けた。
彰目線からの歌詞が良い。
エンドロールで歌詞ありの演出が良かった。
好きなんだ
君をまだ好きなまま
帰らぬ旅へ征かなきゃ
永遠の旅へ
しばらくは福山さんの想望を聴いて浸ります。
最高。
平均以上だけど
誰かの幸せの為に命がけで生きるのだ。
予告編から時代を超えた恋愛ストーリーかと思っていたら、ラブラブシーンはそれほどなかった。メインテーマは時代によって常識や価値観が変わるって事かな。
福原遥演じるJK百合は学校や母に不満だらけだった。ある日腹が立って家を出て防空壕跡地で寝る。最初はなんだココ?って分からなかったけど、後半になって、そうゆう事かって思い浮かんだ。で、目が覚めると昭和20年。なんで?もしかして雷に撃たれて死んで過去に生まれ変わったのか?それとも夢オチ?モヤってしてると水上恒司演じる佐久間に出会う。初対面でメシご馳走するなんて下心あるんじゃねって思ったけど、ほんと優しい兵隊さんだわ。行き場のない百合はその飯屋で住み込みで働く事にする。松坂慶子演じる女将のツルさん、とてもいい感じです。そして店にやってくる常連の佐久間の仲間たち、特攻隊のハラペコペコ隊。みんないい奴だった。久しぶりの伊藤健太郎君坊主頭だった。みんな歌が下手なのが笑えた。戦争で人が死ぬのが嫌な百合と国民の為に命を捧げようとしている兵隊達、どちらの考えも間違っていないのが面白かった。
ラストは突然?うそ!夢じゃなかったのか?じゃ過去にいた百合は消えたのか?もしかしてこれは過去の自分の体験で、現代に生まれ変わった百合に記憶が戻ったのかな?
最初から最後までかなり泣けました。シアター、泣き声でうるさいくらいだった。
幸せの味 幸せの匂い
初めて予告を観たときから目が潤み、その後も予告だけで泣けてきた本作。ずっと楽しみにしていて、公開初日に泣く気満々で劇場へ足を運びました。
ストーリーは、日頃の不満から母とケンカになって家を飛び出した女子高生・加納百合が、防空壕跡のような場所で一夜を明かすと、そこは戦時中の日本で、事態が飲み込めず動転していたところを特攻隊員・佐久間彰に助けられたことをきっかけに、軍指定の食堂で住み込みで働くことになり、当時の人々の思いに触れながら、出撃命令が下るまでの彰と過ごしたわずかな日々を描くというもの。
大筋は予告で観せているので、ストーリーは概ね予想どおりで、さほど意外な展開はありません。それでも心揺さぶられるのは、そこに人が人を思う純粋なものを感じるからだと思います。形の上では百合と彰のラブストーリーではありますが、私の心に最も響いたのは、愛する者のために笑って死にゆく特攻隊員の姿です。そして、涙をこらえてそれを見送る人々。「お国のため」という言葉に嘘はないでしょう。しかし、その言葉のさらに奥にある思いを、誰も決して口にしません。できません。それでも互いに察し合い、笑顔で今生の別れを告げる姿に涙が止まりません。潔く散りゆくことが美しいとは思いません。しかし、そう思うしかなかった、そう思うことで自分に言い聞かせようとしていたのではないかと思います。ツルさんが、娘の墓参りで「娘が孫と一緒に死ねてよかった」というようなことを口にしますが、これも同じだと思います。
そんな中、現代の知識と価値観をもつ百合が、自分の思いを素直に口にします。当然受け入れられるはずもなく、事態を変えることもできません。抗えない大きな力に、やり場のない怒りや悲しみを感じたことでしょう。一方で、なんの変哲もないカキ氷や花に幸せを感じます。その傍に彰がいて、百合の気持ちが穏やかに満たされていたからだと思います。今までの自分がどれほど恵まれ、守られていたか、それを担ってきたのは誰なのか、この時代は百合にたくさんの大切なことに気づかせてくれたことでしょう。それに気づけば、身の回りのすべてのものに幸せを感じられるのです。
そんな不思議な体験を経た百合が、現代に戻って見せる変容と、佐久間彰の実在を示す手紙が、(いささか唐突で強引ではありますが)最後に描かれていたのも良かったです。彰が夢を語った時から、百合がその道を目指すことはわかっていましたし、手紙を読まずに飛び出した時から、それが後でつながることもわかっていましたよ。でも、いいんです。待ってましたよ!そして泣きましたよ!
そんな感じで予想を裏切らない展開だったのですが、実は思ったほどは泣けませんでした。ハードルを上げすぎたせいかもしれませんが、何かもう一つ突き上げるものが欲しかったなとも思います。あと、百合の心情の変化が、シナリオに沿った表面的なもののように見えてしまい、映像の説得力が薄くてイマイチ共感できなかったせいかもしれません。さらに付け加えるなら、序盤で罵倒した父親の献身は、特攻隊の姿を絡めて最後にしっかり回収してほしかったですね。
主演は福原遥さんで、人々との交流を通して変容する百合を好演しています。共演の水上恒司くんは、「OUT」の副総長からガラリと変え、彼らしい落ち着いた演技が役にハマってます。脇を固めるのは、お久しぶりの伊藤健太郎くん、存在感を発揮した出口夏希さん、懐かしの中嶋朋子さん、この手の役のハマる松坂慶子さんら。中でも、松坂慶子さんの演技から、当時の女性の耐え忍ぶような思いが伝わってきて沁みます。
恋愛要素は低めな戦争の悲惨さを訴えた映画
正直この映画を見るかどうかちょっと考えました。元々戦争を題材にした映画はそれほど好きではないのと、どうせ主人公がひょんな事から昭和20年にタイプスリップして特攻隊員と恋に陥って死に別れて現代に戻るベタな話なんでしょ?って感じであまり見る気はしなかったのですが、評価が良いし、予告編を見て少しは気になっていた映画なので見ることにしました。
まあ、確かに内容はほぼ前述の通りだったのですが、恋愛要素はかなり低めで戦争の悲惨さを訴えたすごく良い作品でした。ここは想像していた内容と全然違いました。また現代に戻った後の展開も読めませんでしたね。ここは見事にやられました。
ラブシーンやキスシーンさえも無い、ある意味潔い作品です。恋愛2、特攻隊員の群集劇が8くらいの割合だったかな。
残念ながらタイプスリップの描き方がちょっと雑だったかな。ここは本当に残念というか勿体無いなと感じました。昭和パートのラストはそれくらいかなり唐突でした。ここがもう少し丁寧な作りであれば星4.5の作品ですね。行きと同じように帰りも防空壕で寝て目が覚めたら現代で良かったと思います。
また、細かいですが特攻隊員が零戦に乗って飛び立つシーンもVFXの荒さがちょっと気になりました。
映画のセットもおそらく当時の様子をほぼ忠実に再現できているんじゃないかなと思います。キャストの配役もなかなか良かったのではないかと思います。特に現代パートのお母さん役が中嶋朋子で昭和パートの食堂の女将が松坂慶子ってはまり過ぎです。
通常の映画のエンドロール時に流れる曲ってどこから借りてきて取って付けたような適当な曲が多いのですが、この映画はエンドロール時に流れる主題歌(福山雅治:想望)がめちゃくちゃ良かったです。この映画の為に書き下ろした曲だけあって、「あたらしい夏 百合薫る丘」の歌詞のところでおじさんは思わずウルっと来てしまいました。
戦時中への旅
戻ってきた時の顔が全然違いましたね。凄く優しいいい顔に。最後のサプライズはどういう展開かを期待しましたが、手紙だったんですね!泣ける凄くいいシーンでした。
ここで勝手な妄想。
もしかしたらタイムスリップしたのではなく、あれは前世の話で記憶だったのでは。
今の百合は生まれ変わったユリだった。
なーんて早すぎる輪廻転生(笑)
今の常識と、戦時中の常識のガチンコでした。
ストーリー、配役良かったです。
雑談
近くにいた70代らしきお爺ちゃんが度々スマホいじるから光が、、、
更に後半は度々泣く、、、嗚咽、、、
気づいたらまたスマホいじり(笑)
さっきの涙は?(笑)
次は体勢がやたらと動く動く。服の音がやたら煩い。
賑やかなお爺ちゃん。
多分周り皆んな迷惑してたよね。😆
こんな日もあるか。
お陰で泣ける映画も20%ほど感動が消されました。(笑)
やや屈折した蓮っ葉娘が、戦争体験を経て成長する話。
良い作品だった。
80年近く以前だが、この日本で、確かにあった戦争と、その戦争に人生を翻弄された多くの人々が居たという事実。やはり、絶対に忘れてはいけないし、繰り返してはいけない。
他人の子供を救助して命を落とした父親と、特攻兵を重ね合わせるのは少々無理があるように思うのは私だけだろうか。
誤解を恐れずに書けば、前者はリスクを冒して救助したが結果的に亡くなってしまった事故。後者は、自らの死をもって大義名分や名誉を達成するという、自殺。
両者は、根本的に別物だと思います。
また、作品中、現在、過去を通して、鹿児島県が舞台なのに、お国なまりが、全く出てこない不自然さ。
過去の場面で、大阪出身者(板倉)が、部分的に関西イントネーションだったのがせめてもの救いでした。
映画の冒頭部分ですが、母子家庭で母親がダブルワークしたとしても、鹿児島県は最低賃金が東京などと比べ圧倒的に安いので、多分、手取り総額が20万円に満たないものと思われます。この金額では、母子二人が生活するには、食費、家賃、水光熱費、日用品、消耗品、学費、その他、普通に衣食住をまかなうだけで、他の余裕はないと思います。
どなたかが書いておられましたが、「この親子は金遣いが荒いのか?」的なご意見は、見当違いも甚だしいと思います。(コメントを拒絶されておられたので、こちらに書きました。すみません。)
別の方も書いておられましたが、この状況なら、娘もアルバイトで家計を助けるべき、というのは私も思います。
でもタイムスリップから帰ってきた彼女は、きっとアルバイトで家計を助けることだと思いますよ。
数年前、知覧特攻平和会館へ足を運んで、特攻隊の方々が両親や恋人に宛...
壮大な夢オチ
流れに逆らうとは
『アルキメデスの大戦』を観た時に田中民さんのセリフにドキリとしたのを思い出しました
日本人は最後の1人まで戦い続けこの国は滅びる、しかし日本の象徴である戦艦大和を造りそれが撃沈したら、日本はまだ生き残れるだろうと
志願して特攻に行く日本人を見れば納得出来る言葉です
敵国に負ければ女子供も容赦なく殺されるなどとその頃の日本人は思い込まされていた時代
私がその時代に生きていたらどうだっただろうか
戦争は良くないとか人殺しはしてはいけないとかそんな事言えただろうか
きっと時代の波に流されて生きていたのでしょうね
と考えると、「今」はどうなのだろう?
私は「今」をどう生きているのだろうか?
与えられれる情報をある程度鵜呑みにしてやしないだろうか?
自分で自由に選択しているようで、でもそれはもしかしたら流されているのかも知れない
いつの世も変わりは無いのかも知れない
そんな事を思ってしまいました。
若い人に見てもらいたい作品
戦争はやめましょう
原作は読んでいません。特攻隊を描いているので切なくて悲しい物語ですね。タイムスリップした原因は描かれていないので、そこは無しとしても、現代の高校生の百合が、戦争末期の時代に行ってすぐに順応するのにびっくりです。結末を知っている百合が特攻に反対するのは当然の事で、負けると分かっていて敵艦に突撃などあってはならない事です。本当の特攻隊の人達はどんな想いで出撃したのでしょうか?きっと国のためなどではなく、愛する人や家族のためだったのでしょう。あの時代を見た高校生の百合は、今までの考えや価値観が一変してしまいますよね。だから、現代にいた百合のお母さんに対しての対応が前と後では全く違います。ずいぶんひどい娘だなと思ってた百合が、後でお母さんに自分の想いを伝えるシーンはグッときました。百合、千代、ツル、特攻隊の人、役者さんみんな良かったと思います。特にツルさんの松坂慶子さん、あたたかでした。改めて戦争の愚かさを考えさせられる映画です。
かなりの良作。この時期に放映されがちな戦争映画のおすすめ枠。
今年408本目(合計1,058本目/今月(2023年12月度)9本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
この時期にも、戦闘に関係する映画が多く放映される傾向があります。理由はご存じの通りです。
原作小説を映画化したということですが、その過程に「多少の変更」(主人公の学年変更、父親の扱いの変更)がある点があるようですが、どちらも映画の趣旨からして理解できる程度の変更で、当事者(ここでは、著作者も含め)が納得しているなら、無茶苦茶な改造でない限りOKではなかろうか、と思います。
映画のストーリーについても「特攻隊」という語は出るものの、外国での放映を想定しているのか、「極端に」どちらかを悪・善とみなすような描写は少なくここは良かったです。日本を「善」とするような映画は海外では放映されにくく、その結果「良い作品が海外で知られない」という事情があるからです。
どうしてもストーリーの主人公が高校3年生であるという関係上、「取り方によっては」「ちぎら君みたいな枠?」という疑問も出てきそうですが、一応は「そういう層も取り入れるフシもありつつ、多くの方に見て欲しい」という変更趣旨もあるのかな…と思いました。この手の映画は若い方に多く見て欲しいです。どうしても年配の方や50、60いった方はもう「常識扱い」の者が多く出てくるからです。この意味で「想定年齢層に配慮した最低限の設定等の変更」については個人的には(著作権などがクリアされているなら)問題なし派です。
採点に関しては以下を気にしたものです。
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(減点0.1/特攻隊を「志願」する)
・ 通常、特攻隊を「志願」するという概念があまり考えづらい一方、実在したのは確かですが、この「志願特攻隊」の「志願」の意味は一般的な「自由意志による希望」とも異なるとされるもので(現在では当事者の声が集まってきているため、わかってきている)、この部分は明確に描いてほしかったです。
(減点0.1/主人公のお父さんの扱いについて)
・ 映画通り母子家庭であることは示されますが、映画内では「なぜなくなったのか」についてもふれられます(この点は小説と同じ理由?)。ただ、この「お父さんがなくなった理由」と、主人公が体験するタイムスリップ先での特攻隊においては、同じ「誰かのために身をささげる」という共通項はあるとしても、「誰か」が明確ではない点(「国」という対象は観念しづらい)等考えると、趣旨は理解できますが、父親の件は民法698条(緊急事務管理)と、特攻隊の件は当時の戦争のやり方という「そもそも扱いが異なるもの」です。
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(減点なし/参考/宣伝ビラ(投降推奨ビラ)について)
・ 小説の映画化にあたっては原作が最優先されますが、この時期になると「この場所を空襲するので逃げてください」というような国民に配慮したビラや、「あなたが今日おさめた税金も、毎日のように勝てもしない米軍に対する兵器として作られています」といったビラ(厭世ビラ。嫌になって戦争をやめさせるという趣旨のもの)がばらまかれることが多く、実際に空襲は「それほど多くはなかった」とされます。もっともこれに対し「こんなものは拾ってはいけない」と、「毒が塗ってある」等と言い張り拾うことを禁止した日本側のこうした対応により、無駄に人が亡くなるということはありました。
この点は当時のいわゆる記念館であれば必ず記述があるものであり、この観点からもしっかり描いてほしかったです(映画の描き方だと、アメリカ=絶対悪、のように見えるが、実際はアメリカも原爆を落とすのは手間で仕方がなく宣伝ビラ(厭世ビラ)で士気をさげる作戦にも出た上で(そして拾わないようにと教えられた国民がそれを守らなかったため)、原爆投下といったことにいたっています。
(減点なし/参考/現在の鹿児島県での母子家庭の過ごし方)
・ 現在(便宜上、R5)の鹿児島県の最低賃金は897円です。900円で計算したとして、一般の母子家庭のアルバイトでは、さらに仮に子が学校の前/後に(学校の許可を得て)バイトをしても手取り20~23万年であり、それで「2人暮らしで」優雅に過ごすというのはとてもではないですが、ちょっと無理ではなかろうかと思います(どなたかが書かれていたのでこの点調査済み)。
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