「一夏の初恋は儚く、ユリの花の香りとともに・・・」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
一夏の初恋は儚く、ユリの花の香りとともに・・・
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公開当時、すっごい気になっていながら、見逃してしまった作品です。今回、テレビ地上波にて放送されたので見てみました。
戦時中とは思い難い会話や表現等もあるかと思いますが、このオヤジは単純に魅入ってしまいました。良いものは良い。反戦の意図も感じましたし、何より初恋の切なさに涙、涙の連続でした。
【ネタバレ】
「ゴジラ−1.0」でもそうでしたが、実際、特攻隊員で、出動間際に逃げ出す人っていたんだろうか?死を恐れて生きようと思うのは当たり前のことだけど、それすら反逆者のように自分を卑下させる、極端に洗脳されていた時代だったんじゃないだろうか?
未来からタイムスリップしてきた少女が、敗戦の事実を知っていて、当時の人たちに訴えかける。この構図は非常に面白いものだった。ただそれだけのことで、世間が変わるわけもなく、本作品の主題はやっぱり淡い初恋だろうね。
一夏の恋は儚いもので・・・
離れることが決定づけられていても、お互いに惹かれ合う。それぞれの想いを胸に秘めて。
唐突に過去へ行った彼女は突然、現代に戻ってくる。あれ、単なる夢オチって思っていたたところで、自分宛ての手紙を見つけて泣き崩れる少女。いや〜、切なかった。
でも少女の成長物語として、本作品はホンっと面白かった。
オヤジは素直に涙して感動しちゃいました。あぁ、良い映画だった。
この主題歌の「想望」が大好きで、カラオケでも歌わせてもらってます。ただ、地上波の放送では流れないだろうなと、感慨にふけていたところ・・・テレビ画面に続編映画化決定の文字が。
え〜〜〜!あの感動のあとに何を続けるの?
一気に冷めちゃいました。
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