「久しぶりに心洗われる映画を観た」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 しょごたんさんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに心洗われる映画を観た
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福原遥を見たくて映画館に行った。正直映画自体はあまり期待していなかったが、実は感動的な映画だった。
泣ける、特に後半に行くに従って涙腺が崩壊していく。周りからもすすり泣きや嗚咽の声が聞こえた。衝撃的なラストシーンではさらに感動の波がうねり寄せて来た。そういうことだったのか、と納得。
福原遥演じる主人公の百合はわがままな女子高生だったが、現在の時間で半日、過去の時間で約1か月の間に、親の愛情、過酷な運命、仲間の絆、そして真実の恋を知り大きく成長。福原遥はタイムリープ前と後の心境や成長の変化を見事に演じ分けていた。
彰役の水上恒司も朴訥な感じが役にはまっていて良い味を出していた。伊藤健太郎の復帰も喜ばしい。勤労学生である千代役の出口夏希も健気で慎ましやかな感じが良く出ていた。
現代の価値観で終戦直前の日本の在り方を断じるのは少し無理があり、突っ込みどころもあるのだが、戦争の無益さが説教くさくなく、素直に伝わってくる。平和な時代に生まれた幸せを噛み締めることが出来る。
久しぶりに心洗われる映画を観た。見終えた後すがすがしい気持ちになる。絶対に観て損はない。いやむしろ若い世代の人ほど見に行くべき。
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