「これまでの戦争ものとは違った視点で見れました」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 haginoさんの映画レビュー(感想・評価)
これまでの戦争ものとは違った視点で見れました
他人の子を助けて死んでしまった父のせいで、貧乏な暮らしを強いられているんだと、父を恨み、お母さんが一生懸命働いているのに、感謝もなく、身勝手な女子高生。
ふとしたケンカで、雨の中家を飛び出して、夜なのにあんな山までいって、防空壕みたいなところに入るとか、、普通怖くない?無茶振りな導入だなぁとは思った。
そこで戦時中にタイムトリップして、見知らぬ土地を見て、走って疲れまくってるのもなんで?と思ってしまった。熱出したわけでもなさそうだったし。
あとで、夏で暑くてばてたのかなとは思ったけど分かりにくかった。
タイムトリップを意外とすんなり受け入れ、多分したことなさそうな井戸汲みとか料理とか、普通にやってましたね(笑)
戦時中に非国民と言われても仕方ない発言やら、命張ってる人たちへの失礼なものいいに、こっちもドギマギしました。
でも、こういうことが言えるのは、今だからこそなのかもしれない。
だからこそ、女子高生のタイムトリップ前と後との差が良い感じで出ていたとは思う。
鶴さんが優しすぎました。自分たちが生きるのも必死だろうに、いい人に出会えたよね。
彰とかほかの特攻隊の人たちが、とても良かった!
そして、百合の花が咲く丘が美しかった。
空襲にあって、店も燃えたと思ったのに、次のシーンで普通に出てきたから、とても違和感はありました。
違う村だったのかな?
てっきり店の近くまで戻ったのかと思ったよ?
ストーリーとしては、これまでの戦争ものとは違った視点で見れました。今、戦争時代にタイムトリップしたら、、本当に辛すぎる。
やりたくもないことをやり、言いたいことも言えず、好きな人が死ぬとわかっていても見送らないといけないとか、、いかに今の私たちが恵まれているのか考えさせられますね。
かなり号泣してしまいました。
無茶振りなところはあったけどいいお話でした。