「引きずりますよかなり」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 ○さんの映画レビュー(感想・評価)
引きずりますよかなり
映画になる前に原作を読んでいました。この原作を読んでいた時に実写化するなら絶対に水上浩志(当時は岡田健史)しかいないと思ってたのでとても嬉しくて期待してました。
ハッキリ言って想像、期待以上
評価の仕様がないほどに原作の晶がそのまま出てきた感覚
福原遥ちゃんはあんまり反抗期のような感じはちょっと似合わないんじゃない?と観る前は思っていたけど、全然そんなこと無かった。百合のタイムスリップする前と後での表情や態度の違いが細かく演技されてて本当に惹き付けられた。
水上浩志や福原遥だけじゃなくこの映画に出ている全てのキャラクターが本当に良かった。
特に伊藤健太郎。
映画の感想としてはみんな言ってるし分かってるとは思うけど本当に大号泣
私はティッシュやハンカチを持っていなかったので鼻水との戦いでした。絶対に持っていった方がいいです。
序盤のゆりの態度にはイライラしていたけどあんなに爽やかで心の優しいイケメンに助けられて恋に落ちないわけが無いこの作品は2時間じゃちょっと足りないかもとは思いました。戦時中の日本を体験した百合はいつもの生活をおくれているのは当たり前じゃなくて幸せなことなんだと考え直して表情から伝わってきて凄いなと思いました。
晶の百合を見つめる優しさと緊張が混じったような視線が本当にいい男すぎだし心が締め付けられます。そしてやっぱり周りの軍仲間も良かったです。特に石丸と千代ちゃんの2人が見てて本当にういらぶすぎでした。お互いに照れ隠しで強がっている感じが最高に可愛くて、最後明日出撃しますと告げた時に千代ちゃんが中々出てこなくて石丸がおーいもう行っちゃうぞ?いいのかーって言ってたところ本当に涙止まらなかった。そしてやっぱり晶の離陸直前が泣ける。悲しく寂しい顔をするのではなく覚悟を決めて百合に別れを告げるところが本当に素敵でした。前日の鶴さんのお店を出る時の幸せになれ(←セリフ合ってるかわかんないけどそんな感じの)ことを言ってて号泣。
社会見学本当に辛すぎる。斗亜の事が取り上げられていて、斗亜がこの晶や石丸たちの話や手紙を現代で伝えてくれたのかなとか想像してたらもうずっと涙が止まらなくなって、てか普通にずっと泣いてる感想しか言ってないけど。
とにかく、大切な人がいる人、日々の生活にうんざりしてる人、ストレスが溜まってる人、どんな人でもこの映画を一度見てみて。考え方が変わるかも、そんで号泣してデトックス効果
追伸
絶対に「あの花が咲く丘、で君とまた出会えたら」を読んだあと、もうひとつの小説「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい」を合わせて読んでみてほしい
またまた号泣案件です。