「フレンチのアイデンティティを貫く姿に胸が熱くなる」インスペクション ここで生きる あささんの映画レビュー(感想・評価)
フレンチのアイデンティティを貫く姿に胸が熱くなる
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ゲイであることから母親に捨てられたフレンチ。
16歳で家を出てまともな職にも就けずフラフラしていたが、25歳になって海軍兵を志し、入隊する。
壮絶な訓練の日々と、ゲイであることへの差別、いじめ、暴力にも耐えながら、それでも海軍になるために奮闘し、彼の成長を描いた美しいヒューマンドラマ。
※以下ネタバレ
後半のシーンで、フレンチが想いを寄せる教官の言葉が良かった。フレンチももう我慢ができずにシャワー室に入ってあったけど、教官はフレンチを守り、自分の使命を全うした。このシーンが一番好き。
母への渇望を描いた姿もとてもジーンときて、ラストの母との対話も良きシーンだった。
自身のアイデンティティ、性癖は変えることはできない。それでも母への愛は変わらない、愛し続ける、根気強く母と向き合っていくと。
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