劇場公開日 2024年5月17日

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「人間の様々な欲望を得ようとする行為が詰まった感じの作品。 本年度ベスト級。」湖の女たち イゲさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人間の様々な欲望を得ようとする行為が詰まった感じの作品。 本年度ベスト級。

2024年5月19日
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鑑賞方法:映画館

観られる時間帯の作品が本作のみと言う事で観賞。
雰囲気は良いし色んなドラマのそれぞれは良かった!
だけど纏まりが無かった感じの作品だった印象。

介護施設の殺人事件の犯人を探す福士蒼汰さん演じる刑事の圭介。
その上司の浅野忠信さん演じる伊佐美。

過去に50人以上の犠牲者を出した薬害事件の真相を追う週刊誌記者の福地桃子さん演じる池田。

この2つのストーリーに加え、刑事の圭介と介護施設で働く松本まりかサン演じる佳代のSMチックなHなストーリーが同時進行(笑)

本作は福士蒼汰さん演じる刑事の圭介とその上司の伊佐美が主役って感じだった。

介護施設で犯人を探す圭介と伊佐美。
かなり強引な進め方で怪しい人物を犯人に仕立て上げる感じが胸糞悪い(笑)
それっぽい犯行動機の調書を書き上げ容疑者に無理矢理サインさせようとするシーンが最悪。

この行為は過去の薬害事件が国のある機関の圧力で捜査が出来なくなり迷宮入りしてしまった刑事の伊佐美の無念の想いがそうさせてしまった感じ。

福士蒼汰&松本まりかサンのエロいシーンが凄い(笑)
このシーンが本作でどのような効果をもたらしているのか謎(笑)
本作が表現したかった「慾望」の象徴だと自分的に解釈。

殆どの登場人物が壊れた感じに反して、美しい景色が多く印象に残る。
だけど、自分の思考回路をフル回転させながらも本作を理解する事は出来ず(笑)

人間の様々な欲望を満たす為の行動を描いた作品なのかな?
刑事が犯人を特定しようとする慾望。
記者が迷宮入りした事件の真相を究明しようとする慾望。
男と女の性の慾望。
と自分的な落とし所としました(笑)

松本まりかサンが美しかったけど、それ以上に福士蒼汰さんの演技に圧倒された感じ。

本作で唯一まともな人物は福地桃子さん演じる記者の池田だけだったかもしれません( ´∀`)

イゲ