「モータースポーツでも一般人が夢を掴める時代へ」グランツーリスモ バタピーさんの映画レビュー(感想・評価)
モータースポーツでも一般人が夢を掴める時代へ
モータースポーツといえば、幼少期からカートや二輪のレースに出て英才教育を受けた一部のアスリートのみがシートを奪い合うスポーツだった。
サッカーやバスケットボールなどと違い、才能と身体、あとはボールがあればアメリカンドリームを掴むことができるようなスポーツではなく、家族の財力と協力なくしては成功できない。そんなスポーツであったと思う。
一方で、非常に精巧に作られたゲームはレースシミュレーターとしても優秀で、ゲームさえあればモータースポーツのアスリートになることができる時代に突入した。いわばモータースポーツ界に革命を起こした一連の出来事の話である。
(ライバルの金ピカランボルギーニがいわゆる従来のレーサーとして登場し、主人公との対比がなかなか良かった。また心配しつつ非協力的な両親も従来のモータースポーツアスリートでは考えられない家族構成の対比として描かれている)
映像とサウンドによって伝わってくる緊張と緩和が常に押し寄せる。最高にエキサイティングな映画だった。
監督はまさかのニール・ブロムカンプ。
こんな映画作れたのか!すごすぎる。
過去作とは全く違う作風の感動とエネルギーみなぎる映像。
ぜひIMAXかDolbyシネマの迫力サウンドで鑑賞することをお勧めする!
No. 1313 IMAX Laser
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