「また、前提知識が必要な映画をそのまま放り出すNetflix」マザーズ・デイ mamemameさんの映画レビュー(感想・評価)
また、前提知識が必要な映画をそのまま放り出すNetflix
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単なるスーパーおばちゃんアクションかと思ったら、かなりハードボイルド。
そして前提知識が無いと、単に巻き込まれて暴れているだけにしか見えない。
ちゃんと説明して欲しいなあ。
ざっと解説すると
・舞台:ポーランド、ワルシャワ。
・主人公:元ポーランド軍、NATOの平和維持軍に参加、意趣返しの暗殺の恐れがあるので死んだことになっている。
カンダハルの話が出ているのでアフガニスタンにも行っている?
・息子をさらった相手:ドラガンというのはユーゴスラビア、セルビア系の名前。おそらくコソヴォ絡み。
・髭の協力者:AFW(ポーランドの諜報機関)所属。
・太った偉そうなおばさん:在ポーランドのセルビアの領事、コソヴォのあたりで主人公と因縁がある。
で、そういう背景で息子がさらわれたと思いきや、それを利用してギャングを壊滅させ、金を横取りしようとしたって話でした。
最後に主人公の母親が出て来るのは2作目を狙ってるのでしょう。
ポーランドや中欧(昔の東欧はソ連解体で中欧になり、東欧はウクライナ近辺を指す言葉になった)の人はすごく楽しめるだろうけど、他の国の人は背景わからないよ。
Netflixは結構そういう「ローカル知識が必要な作品」を何の説明もなく出してくるから、不親切。
ツッコミどころも少々(セーフハウスに武装が無いのはなぜ?とか、銃撃戦であまり上手では無いとか)。
まあでも面白かったです。
強すぎないところがリアルでした。
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