「王のなかの王はかくして生まれた…」PS2 大いなる船出 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
王のなかの王はかくして生まれた…
前編の集約が手短によく纏まって分かりよく、
スムーズに後編に入った。
前編の込み入った人間関係が更に複雑になるとともに、
もつれた糸がほつれてくる。
そしてそれら人物像が鮮明になりつつ、
またまた思いもよらない展開へと流れて行く。
あの聾唖の老女はだれ?
長男の皇太子はどうする?
次男の王子は生きているのか?
美女のナンディニは何を考えている?
密使のデーヴァンは何をどうする?
全ての予想が覆される。ウソ!
予想が当たるのは次男の王子だが…
それさえもウソ〜
見事な原作だ。
でも、映画にしたら尺が足りない⁉️
それ故に、
本編では歌と踊りも少なく、
壮大な戦闘シーンも少なかった。
そのために、➖0.1と言うことです。
因みに、前編は2回観ました。
( ^ω^ )
PS2 大いなる船出
劇場公開日:2024年6月14日 165分
1950年代にインドでベストセラーとなった歴史小説「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」を原作に、
10世紀のインド南部タミル地方に実在したチョーラ王朝の宮廷に渦巻く愛憎と陰謀、国の存亡をかけた戦いの行方を壮大なスケールで描く大河ドラマ2部作の後編。
敵襲を受けて荒波に沈んだアルンモリ王子の訃報が王国全土に広まり、人々は悲しみに包まれた。
しかしアルンモリは、これまで幾度も彼の窮地を救ってきた謎の老婆に助けられ、一命を取り留めていた。
アルンモリのもとに集った長兄アーディタや長女クンダヴァイら王族たちは、密使デーヴァンから王朝転覆の黒幕と計画の全貌について知らされる。
計画を裏で操るナンディニへの愛憎を抱えるアーディタは誘いに乗って彼女のもとへ向かい、アルンモリには刺客が差し向けられる。
前編に続いて「ロボット」のアイシュワリヤー・ラーイがナンディニ、
「マッスル 踊る稲妻」のビクラムがアーディタ、
「囚人ディリ」のカールティがデーヴァンを演じ、
「ボンベイ」のマニ・ラトナムが監督を務めた。
PS2 大いなる船出
劇場公開日:2024年6月14日 165分