「アニメーション作りとウイスキー作りの関係性」駒田蒸留所へようこそ はらだてつさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメーション作りとウイスキー作りの関係性
一時期は冬の時代が訪れていた「ジャパニーズウイスキー」が今は世界から注目を浴びる存在となってきているなかで、ジャパニーズウイスキーを題材にしたお仕事シリーズの作品はタイミング的にぴったりだと感じました。
仕込んでから最低でも3年は樽の中で熟成されて世の中に出回るのはそこからという時間感覚は、アニメーション作りそのものにもつながっている世界でもあると感じることができます。
今作のモチーフになった複数の蒸留所のそれぞれの苦労がうまく混ざった「駒田蒸留所」という存在は、ジャパニーズウイスキーの苦労の歴史をうまく表現していました。
来年で国産ウイスキーが誕生して100年という節目を迎えるなかで、このような素敵な作品と巡り会えたことに感謝です。
ぜひ公開されたら皆さんに見ていただきたい作品です。
コメントする