「私にはそんなに刺さらなかったけど…」世界のはしっこ、ちいさな教室 ともさんの映画レビュー(感想・評価)
私にはそんなに刺さらなかったけど…
自分にとって触れたことのない、見たことのない世界で、子どもたちや先生が日々色んなものと戦いながら暮らしているという事実を、自分の目で見られたというのは貴重な体験だった。
子どもたちの成長する姿や、学んで「できた」ときのキラキラとした表情が眩しくて、教師という仕事の魅力を改めて感じた。
ただ、私はどうしても感動するように仕立ててあるドキュメンタリーが苦手で、あれもこれも演出なのでは?誇張されてるのでは?なんて邪なことを考えてしまった😂
先生達が素晴らしいのも、教育の意義についても理解してるけど、「聖職」と何度も言うのが説教くさくて素直に受け取れなかった。自分が教師の立場なので、先生たちの職場環境とか、綺麗な部分だけではない部分を想像してしまった…。教師だって人間🥲
世界のすみに、自分たちとは全く違う環境にいる人々がいるということ、それぞれに地域ならではの課題を抱えていること、その課題に立ち向かおうと戦っている人がいること、それが映像として残り色々な人々に伝わることは、とても意義があることだと思う。
私にはそこまで刺さらなかったけど、この作品を機に世界の子どもたちに思いをはせたり、日本の教育を見つめ直してみたり、だれかの心に深く残るのだとしたら、それはとても価値のある作品だと思う。
コメントする