「ニューヨーク・ハーレムでの救急救命士の 結構ハードな映画。だが救命士への賛歌でもある」アスファルト・シティ mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
ニューヨーク・ハーレムでの救急救命士の 結構ハードな映画。だが救命士への賛歌でもある
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ニューヨーク・ハーレムでの救急救命士の話。
結構ハードな映画でした。
ショーン・ペンがベテラン救命士を好演している。彼と新人救命士(主人公)のバディもの。
主人公は医学部受験までのいわば腰掛けで救命士になったが、ベテランのショーン・ペンに気後れしながら、少しづつ気持ちが通じ合うようになる。
混迷を極める現場。銃で撃たれた人やオーバードーズ、犬に噛まれた子供(その犬を被害者の親は、射殺してまう)、と苛烈を極める現場で、主人公も病んでゆく。
あるきっかけで、ショーン・ペン扮するベテラン救命士が自殺してしまう。
主人公の新人は、落ち込み、混乱をし、かなりのダメージを受けるが…。
一年後、主人公の姿が。そして救命現場で、突入許可が出る前に現場に突入し、少女を助ける。
ラストは、少女の笑顔と主人公の笑顔が。ショーン・ペンの意思を継ぐように‥。
とてもリアルでハードな映像。「フレンチ・コネクション」を思い出す。それに「セブン」も(「セブン」の場所はニューヨークじゃないけれど街の暗さが似ている)
ラスト、ニューヨークの救命士の自殺者が殉死者より多いと言う現実が字幕で綴られる。
この映画は、ニューヨークの救命士への賛歌でもある。
ちょっと心に残る力作だった。
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