「本物のタイソン!」アスファルト・シティ ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
本物のタイソン!
冒頭とラスト、ワグナーのオペラ「ラインの黄金」前奏曲が流れる。オペラでは続いてライン川の乙女達が歌い始めるのだが、そうならずに延々と繰り返される。まさに川底から浮かび上がろうともがく、この映画のトーンそのもの。
好むと好まざるに関わらず、本来神が下すべき決断を強いられる医療者(を含めた多くの専門職)は、その結果を神ならぬ身で受け止めなければならい。本作を機会にその重圧について少しは想像力を働かせてみたいものだ。
これに比べると(比べても無意味かもしれんが)「◯◯MER」は勿論、往年の名作TVシリーズ「ER」すら何と綺麗事に見えてしまうことか。
ところで、海賊のジョーク、わからんかった。
コメントする
かばこさんのコメント
2025年6月29日
コメントありがとうございます。
では、あの「マイク・タイソン」だったんですね、全然気づきませんでした。よくわかりましたね~~
「好むと好まざるに関わらず、本来神が下すべき決断を強いられる医療者(を含めた多くの専門職)は、その結果を神ならぬ身で受け止めなければならい。」
おっしゃる通りです。その通り。
エンドロールの後に出てきた衝撃の事実のようなことになるんだと思いました。



