「ファファフィネの描き方が素晴らしかった。」ネクスト・ゴール・ウィンズ 八べえさんの映画レビュー(感想・評価)
ファファフィネの描き方が素晴らしかった。
映画.comのオススメの記事に惹かれて見に行った。
実際の出来事に基づいた映画、スポーツの逆転劇である。
映画として悪くない。
ただ、どうしてもこの手の内容となると「既視感」がある。
僕の場合、「Cool Running」がそれだ。同じディズニーフィルム。
ジャマイカのボブスレーチームのオリンピック挑戦物語である。
そことのどうしても比較で見てしまうところがある。
申し訳ないのだが、物語の構造がどうしても似てしまう。
ゼロからまたはマイナスからのスタートで始まり、指導者との出会い、挫折や仲違い。そして逆転劇。
そこを比較してしまうと、最後にボブスレーを担いでゴールした「Cool Running」の方が、逆転劇のさらにその後の展開まで感動的に締めくくる点でどうしても軍配をあげたくなる。
今回の映画での見どころは「サモア文化の第三の性“ファファフィネ”」でしょう。この描き方はとても新鮮だったし、とても共感を覚える素晴らしい描き方だった。映画としての質をあげる表現だったと思います。
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