「松岡茉優の凄さをみた」愛にイナズマ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
松岡茉優の凄さをみた
チャプターで分けているのでわかりやすいが,始まりと最後の方ではテーマが変わっていった感じだった。
理由もわからずいなくなった母のことをずっと引きずって生きてきた、映画にする事で吐き出そうともがく成長物語から、家族の歴史を紐解いて絆を再構築する物語になって行く。自分だけが母のいなくなった理由を知らなかったという事実。ここから家族の話になって行く。
わたし的にはこの後半がものすごくささった。
それぞれに音信不通になっていた兄弟が集まり,本音を曝け出し,怒鳴り合い,そして寄り添って一つになっていく過程にとても涙した。
松岡茉優の演技がすごい。前半の言いなりになってストレスになりながらも最後まで振り回されている表情と後半に向けて感情を爆発させた剥き出しの表情は圧巻だ。
若葉竜也、池松壮亮、佐藤浩一,窪田正孝,仲野太賀,皆実力派で見応えあった。
コメントする