「演者全員が魅力的」愛にイナズマ hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
演者全員が魅力的
たまたま『月』観てから、こちらだったんだけど、
あー、同じ監督だー!ってことに、先に驚いてしまった。
わたし、石井監督の作品、原作が誰かのやつより、
脚本から、この人のほうが、好きかも。
ストーリー自体は、家族の愛をこれでもか!と見せてくれて、
大人になってギシギシしちゃってたけど、
実際は、お母さんの一件で、深く繋がっていた家族だよね。
真実が判って、より深まったという、
そんなに珍しいストーリーではなかったし、
そこに、小さいマスク(ちょっとしつこかったけど...)とか隠蔽とか、
社会のディスりの小ネタも、そこそこ響いた。
花子が、東京と実家では、ぜんぜんキャラが違うのも
地方からの上京者としては、とても理解できる。
ある意味、東京もディスってるよね 。
でも、ストーリーよりも、何が良かったかって、
とにかく、キャスティングと演出が、ハマってて面白い!
今回も、出演者全員が、本当に魅力的なんだよなー。
窪田さんのキャラは、ちょっとやり過ぎかな...と思うところもありましたが...
佐藤浩市さん、今まで観たことある作品の中で、いちばん良かった!!
こんなに素敵な俳優さんだったんだ!って気づかされました。
で、そんな猛者の中でも、今回は、益岡さんが、いちばん良かったです。
最初から、なんで、この人はお父さんに、こんなに親身なんだろう...って、
ずーっと思っていて、海辺のレストランのシーンで、
その理由を語っている時の益岡さんのお顔が本物で、
そこが一番泣けました。
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