「まっすぐな自分に会いたくなる」愛にイナズマ humさんの映画レビュー(感想・評価)
まっすぐな自分に会いたくなる
★追記をしたのでネタバレに修正しました。
最高のキャストたちが次々と
イラッとさせたり、ほろりとさせたり、ぷっと吹き出させたり、どきどきさせる
それらを浴びて、もう、いろんな感情がいっぱいになる
そうか
生きていれば誰もがそうなのかも知れない
そうだ
仕事、家庭、きょうだい、友達、恋愛、過去、未来、自分、他人
くるくるとまわる日常生活に居て、お互いが演じながら生きている感じ
みんな身に覚えがあるんじゃないか
コロナ禍を題材に取り扱った作品はたくさんあるけど
これには愛すべき登場人物達の魅力が溢れていて
湿っぽくなりすぎず力強く痛快で温かだ
特に
松岡さんのよく変わる表情、窪田さんの朴訥なマイペースさ、池松さんの張り切る兄貴ぶりがいい
口下手な佐藤さんが抑えて演じる父もさすがだ
〝1500万円〟が何度かでてくるのだが、お金の価値を通してわかるみんなの人柄も
わかっちゃいるが、わすれがちなこと
長い時間のなかの一瞬の貴重さ、思いを伝える大切さは
忘れずにいたいと
ぎゅっと詰まっていたもの
そして、ちょっとそのあと
誰かに会いに行きたくなるかも知れない
たぶんそれは
まっすぐな自分に会うためになんだとおもう
【追記】
いろんな不愉快さをたくさん共感し募るストレス。
花子が正夫に何回も言われるほど、実家で口が悪くなるのがみていてスッキリするほど😅。
疎遠になっていた兄妹もみんなどこかで無理をしていて、
印象の悪かった父の生き方が誰よりもまっすぐだったのを知った時、それが兄妹にはイナズマ級だったんだろうなぁ…。もちろんはじめのイナズマは、花子にとって斬新だった正夫との出会い!これなくしては訪れなかった出来事だった。
そして正夫と父の不器用さは同じにおいがしました。
2人の乾杯、ハグがとてもよかった。
humさん、共感&コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、熱く、温かいシーンでした。言葉を選ばす本音をぶつけ合える家族って、なんかホッとします。その瞬間は互いに怒りMAXでしょうけど。😆
コメントありがとうございます♪
そうですよね。家族だからと、何も言わなくてもわかってもらえるだろうと、思わずに、ちゃんと言葉で気持ちを伝えなくちゃなと思いました。
私も拒否る子にハグハグしましたよ
(^。^)
humさん、共感&コメントありがとうございます😊
せっかく映画監督になって、みたいな設定があるんだから、家族を対象にさりげなく撮ってた映像が賞を貰い、あのイヤミなプロデューサーと助監督を打ち負かすとか、そういうオマケがあってもよかったんじゃないかなーと・・・池松くんと窪田くんはさすがの存在感でしたね‼️