「スイス製R18+作品〜返り血の似合うヒロインを添えて」マッド・ハイジ Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
スイス製R18+作品〜返り血の似合うヒロインを添えて
2022年公開。スイス製作のスプラッターコメディ。
原作にヨハンナ・シュピリとクレジットされてはいるが、『アルプスの少女ハイジ』と共通なのは役名のみだ。
クェンティン・タランティーノ監督による『イングロリアス・バスターズ』『ヘイトフル・エイト』等からの影響を大いに感じさせる作品。
主役のハイジを演じるアリス・ルーシーは、目と髪の色こそ違うが、『キル・ビル』のユマ・サーマンと重なって見える。スタイル抜群でチャーミング、返り血が似合う。
劇場で見ることができなかったが、WOWOWで配信が始まった。
”ぼかし” は多いだけでなく、面積がデカい(笑)。
日本の劇場公開は当初R18+のみだったが、高校生世代の熱い要望に応え?、”ぼかし” だらけのR15版も公開したというエピソードがWikipediaに紹介されている。
新しいアイデアが見られる訳でもないし、
出演者をあまり知らないし、
ペーターはすぐ画面から消えるし、
クララもおんじも全然違っていて『アルプスの少女ハイジ』への敬意も感じないし、
かと言って、アッと驚くストーリー展開もないし、
ラストに感動もない。
しかし、
スプラッターコメディのジャンルに新作は必要だし、
私は最後までゲラゲラ笑いながら見た。
面白かった。
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