「historyではなくて“ herstory”」ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻 オパーリンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
historyではなくて“ herstory”
歴史は政治や戦争などの男性目線の物語(history)で、この点については数多の文献が遺されているが、その時代に共に生きたであろう女性目線の物語(herstory)は想像するしかない、という文言と共に始まる映像
この時代の西洋史はあまり詳しくなくて、ひと通りの勉強と「ブーリン家の姉妹」を観たくらい
(ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの競演、お気に入り映画のひとつ)
映像の色味とか宮廷の重々しさ、作劇の演出は「ブーリン家の…」と地続きで良い。六番目の妻キャサリン・パー(アリシア・ビカンダー)が知的な煌めきと共に、自立した女性として描かれていて、女性が差別される時代の中で魅力を放っている
この映画のポスターがヘンリー八世(ジュード・ロウ、太ってる!)と顔を寄せ合う、いい雰囲気に見える二人のアップなので、題材がヘンリー八世でまさか普通の恋愛ものな訳無いし…と疑問に思っていたら、やはり普通の恋愛ものではなかった(笑)
ここからは私個人の事情だが、午前中の人間ドッグ終了後にこの映画を観たせいか、途中から睡魔が………
もう一回縁があったら、きちんと見よう
お伝えしたい点は「ブーリン家の姉妹」の、その後のストーリーなので、この映画が好きな方は、「ファイアーブランド」も楽しめると思います
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