劇場公開日 2023年12月22日

PERFECT DAYSのレビュー・感想・評価

全665件中、141~160件目を表示

5.0ありがとうヴィム・ヴェンダース監督

2024年2月15日
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鑑賞方法:映画館

規則正しい主人公平山の生活を見ていてこんなにエモーショナルになるなんて自分でも驚きました。初めてちゃんとヴェンダース作品を見たのですが、彼の目を通した日本的世界がとても優しく美しかったです。それは作品世界が誇張や偏見に満ちたものではなく、普段私が当たり前のように見て通り過ぎていた世界だったからです。ミニマルな生活の微細な揺れや外部世界との共振、ひっくり返る内面世界は大きなドラマでした。ヴェンダース監督に依頼しこの作品を生み出してくれた日本のプロデューサーやスポンサー、関係者の方達に感謝します。そして、ありがとうヴィム・ヴェンダース監督。

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hirahira

3.5好きな音楽を聴いてると、人生って自然に幸せになるんだなぁ🎶

2024年2月14日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

Lou Reed、Patti Smith、Otis Redding、Van Morrison…etc、好きな音楽を聴いてると、人生って自然に幸せになるんだなぁ😌
キャストが全員日本人で、ドイツ人監督の不思議な映画🇩🇪🇯🇵
石川さゆりが熱唱する朝日のあたる家も良かった〜🎶

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タモン

4.5なんか、しみじみ、よかった

2024年2月14日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

大人の影踏みのシーンが好きだった。
途中何度か出てくる、恐らく、主人公の夢の中のモノクロっぽい情景が印象的。
最後、少し、ウルっとした

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ピココ

4.5良い映画だった!!

2024年2月14日
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鑑賞方法:映画館

たまたま観た映画だったが心が優しくなれる映画だった!

僕も二十代の頃は、トイレ掃除の仕事をしながら、六畳一間で風呂無しのアパートに住んでいた。
当時、僕は音楽活動をしていて、音楽ができるというだけで満たされていた。

銭湯行って、コインランドリーで洗濯が終わるのを待つ時間が好きだったな。

そんな僕も来年で50才か。

僕も平山と同じように日常のささやかな幸福を感じながら過ごすようにしているが、でもどこか満たされない思いが心のどこかに眠っているような感じがする。

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はなてん

3.0パーフェクト…❓

2024年2月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

平山は寂しがっているように見えた
姪っ子やバーのママと話ししている時、すごく楽しそうだったし
1人での生活もいいかもしれない
でもやっぱり笑い合ったり話せる相手がいた方が人生楽しいのではないだろうか?
ラスト平山はどんな感情だったんだろうか
自分には平山が今の生活に無理やり満足しようとしているように感じた
役所さんの演技はさすがでした

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ikup

4.0淡々と過ぎる日々の中、キラリと光る

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

萌える

静かさの中、規則的に日々を過ごす事の心地よさ
鬱陶しい位の人と景色の中に、美しさが垣間見える
なんとも言えない、心に残る作品

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daikokumai

4.0ウイスキーがお好きでしょ。もう少し喋りましょ

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

2024年映画館鑑賞8作品目
2月12日(月)イオンシネマ新利府
ハッピーマンデー1100円

監督と脚本は『パリ、テキサス』のビム・ベンダース
脚本はほかに『ホノカアボーイ』の高崎卓馬

1100円ということあって会場はほぼ満員
日本人はどうしても外国人に高く評価された作品や外国人監督が撮った日本を舞台にした映画に興味津々になってしまう民族

東京都のトイレ掃除のおじさんの日常を淡々と描いた作品
朝早く起きて植木に水をやり髭の手入れをするなど身支度をして家の前の自販で缶コーヒーを買い軽自動車を運転し首都高を利用し担当する公衆トイレに
昼休みは公園でいつも変なOLがそばにサンドイッチを食べるなど
仕事を終えたら自転車で銭湯に
地下の居酒屋でレモンサワー
寝る前に読書

時には馴染みのスナックに
古本屋で100円の本を買う

その繰り返し

職場の後輩の彼女登場したり
後輩が突然退職して夜のシフトもやる羽目になったり
家出した姪が泊まりにきたり
馴染みのスナックに入ろうとしたらママの元夫と遭遇したり

これがカンヌで賞をとる監督の作品なんだな

眠くなるとは客観的評価であり自分は眠くならなかった
こんな内容でも眠くならないのは監督がかなり有能なんだろう

スナックのママが石川さゆりとはなんて贅沢なんだ
しかも歌っちゃうし
これなら自分でも通いつめちゃうよ

ラストの役所広司の表情のシーンはわりと長めでくどかった

配役
トイレの清掃員の平山に役所広司
平山の職場の後輩にタカシに柄本時生
平山の姪の?ニコに中野有紗
タカシの彼女のアヤにアオイヤマダ
平山の妹のケイコに麻生祐未
街の灯り「イヴ」を営むバーのママに石川さゆり
居酒屋のママの元夫の友山に三浦友和
居酒屋の常連客にあがた森魚
居酒屋の常連客にモロ師岡
地下の居酒屋の店主に甲本雅裕
トイレを利用するタクシー運転手に芹澤興人
公園のベンチに座っているOLに長井短
古本屋の店主に犬山イヌコ
街の老人に田中泯
電話の声に片桐はいり
駐車場係員に松金よね子
写真店の主人に柴田元幸

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野川新栄

3.5淡々と

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

何も説明されずに、クルーがいっぱい散りばめてあり、みる人それぞれが色んな思いで観る映画なんだとおもう。
ロケ地のトイレはいつか巡って制覇してみたいです。

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jiemom

4.0庶民派

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

アクション映画やアニメ映画ばかり観ている人には退屈かもしれない。受動的にただ観ているだけでは楽しめない、自分でストーリーを補完する、小説を読んでいるような感覚だった。明日から仕事頑張ろうという気持ちになった。音楽が世界観に対しておしゃれ過ぎたかな。

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クマー

3.0シュールっていうのかな

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

無口な中年のトイレ清掃員の日常映画。
毎日毎週同じ生活ルーティンで、
家族のいないおじさんの一つの幸せな人生って感じなのかな。
独特だけどいい趣味もある。

人と群れるのが得意ではないのは僕もわかるので
形は違えどあまり人と関わらない一人の世界ってのは共感できたところはあった。

ただ、姪や同僚の彼女や飲み屋のママたちとのああいう絡みは
現実のしがないおじさんには無いだろう笑

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sin

4.0自分らしい生き方に憧れる。

2024年2月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

トイレの清掃員おじさんの何気ない日常。
派手さや大事件はないのに、ずっと楽しかった。

役所広司の相変わらず素晴らしい演技に魅入りつつ、ストーリーそのものの素敵だった。
規則正しい生活を送るおじさん(写真や音楽、読書などの趣味を楽しみ、プライベートでは一人呑み、トイレの清掃を愚直に頑張る人)が、周りの人と接することで少しだけ生活が変化するお話し。

“小さな幸福や悲しみと連続”の中で、物足りなさを感じずに生きる姿をみて、改めて自分の日常って何なんだろ?って考えされられた。幸せに生きることのヒントを与えてくれた。

あと、東京の描き方が非常に上手かった。
とくに川の描写が非常に上手くて好きでした。一人になる時、大事な会話をする時、考えながらの帰り道、様々なシーンで映された川が美しく見えた。※東京の川、汚いのに。笑

そもそも、公衆トイレの掃除、というのも一見汚く思えてしまうのに、この作品では公衆トイレが綺麗に思える。また、トイレ清掃員の方へのリスペクトを感じる。綺麗に使おうと改めて思ったし、この作品を観てから、水回りを丁寧に掃除するようになった😂

追記、浅草駅の地下の飲み屋、めちゃくちゃ行きたくなりました🍺

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クラウンゾンビ拓哉

4.0表情が感情を伝える

2024年2月13日
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鑑賞前にレビューを読んでいたので
ある程度の展開は分かって居ましたが
それでも役所広司さんの
表情から感情を想像する作品
言葉が少ない分、表情の一つ一つに注視しながら観てました
それが心に響いてきました
あまり見たことのない表現に新たな刺激を感じました
アカデミー賞候補に相応しい作品

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TAKU

3.5日常にあふれている温かさと冷たさを、機微に掬い取った味わい深い作品

2024年2月12日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

 公衆トイレの清掃員の日常を描く・・・だけなら何も惹かれることはなかったのかもしれない。しかし日本映画ながら監督は有名どころのヴィム・ヴェンダースに主演の清掃員役には日本のトップ:役所広司。それがなんとカンヌで評価され、役所広司は男優賞を獲った。この作品はいったい何なのか?その興味から本作の鑑賞に至った。

 ストーリーは至ってシンプル。平山という清掃員の仕事の一日、休日の一日を数日かけて見続けるというもの。寡黙で言葉を発することが珍しい男の生活を数日かけて追っただけのようなもの。しかもルーティンが決まっているかのように同じような生活をし続けている・・・

これが実に味わい深い。

基本同じように淡々とこなす平山だが、毎日の小さな出来事に心が動いている。清掃員を冷たく見る視線、助けた子供からお礼の手振り、サボり癖のある男の実はいいところ、仕事終わりの銭湯と居酒屋の一杯・・・

日常にあふれている人の温かさと冷たさを、「喜怒哀楽」を丁寧に掬い取ったかのようなシーンの連続なんです。

それを淡々と、誇張なく、それでいてグッときたり、おぉっとなったり、じんわりときたり・・・同じ毎日のように見えて、小さなことに新鮮さを感じる。これが味わい深い。こんな撮り方、正直現時点(2024年の時点)で描ける日本人がいるだろうか?日本映画であって、日本人には到底描けないような・・・。これがヴィム・ヴェンダースか。なんと詩的な作風なんだろう。

そしてもうひとつ。主人公の平山という人は、寡黙でほぼ喋らない。だから身体で表現するしかない役柄です。だが、役所広司は素晴らしかった。それはまるで、

“カラーのチャップリン”のよう。

そこまでコメディ要素はないものの、その身体、表情、仕草に不思議なオーラがあり、見てて飽きない。あまり抑揚がないように見えるが、実は静かに大きく動きがある。まさかチャップリンと重なって見えてしまうとは。今まで役所広司出演の作品はそこそこ見てるが、個人的には本作の役所広司が最高だと思います。

ただ、何回も観たくなるかと言えばそうではなく、地味過ぎるがゆえに小品感が強く、どちらかと言えば珍味のような作品。だから好みは大きく分かれるのかもしれない。しかし、本作は一見の価値はあると個人的には思います。冬に熱燗をじっくり呑むような、そんなスタイルが好きな人には合うのかなと思います。

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asukari-y

3.5光と影のゆらぎ

2024年2月12日
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日本の文化や信仰
きちんと整理された部屋
まじめに仕事をして
周りにも親切にして
風景の美しさを大事にする
日本の文化と信仰と知恵と風土を大切にしたくらし

何気ない日常
が、突然くずれる、ドラマが生まれて
時にはかなしく時には嬉しく
目立たない日常で
毎日新しい朝をむかえる

海外監督からみた日本とは思いつつ、
それでも、良いものは良かったです。

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shio

5.0ルーティンの日々に心をつかまれる。美しいと思う。時に心がかき乱され...

2024年2月12日
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ルーティンの日々に心をつかまれる。美しいと思う。時に心がかき乱されることが起こる。それも過ぎていく。私たちは、自分を取り巻く世界の引力から自由にはなれない。自由にやってるつもりでもマクロで見たら、ルーティン+αがせいぜいだ。だから自分の喜怒哀楽や誠実、苦しみ、もろもろは吹けば飛ぶようなものにすぎない。それは老若男女富貴貧賤を問わない。この映画はそんな人生を全部肯定してくれる。

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定点カメラ

4.0ホームレスと決めつけられた男

2024年2月11日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

寝られる

トイレの掃除屋として働く中年男性。彼は幸せか否か。
セリフの少ない作品。

良い点
・演技
・価値観
・曲

悪い点
とくになし

その他点
・良くも悪くもトイレが綺麗
・夢の内容に意図があるのかないのか
・エンドロールでホームレスと決めつけられた男がいる

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猪古都

4.5ノイズ

2024年2月11日
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前半は彼の生活を観ていると、自分がいかにノイズまみれに生きているか、ということを痛感した。
わたしだって中学生くらいまでは、音楽と小説を楽しみに、好きなものをじっくり味わいながら生きていて幸せだった。
彼の小説や音楽、写真を楽しんで味わっている姿がとても印象的。
わたしの今はいろいろなことが気になって、無駄にスマホを見てしまうこともあるし、そんなに好きなことじゃないことになんだかんだ時間を使ってしまっている。
自分が良しとすることだけでなく、世間の目、周りからどう思われるか、世の中で良いといわれているものを好きでもないのにやろうとしたりしている。
そんなことを痛感していた。

彼だってノイズだらけの街、渋谷で働いているが、自分のペース、自分で選んだ生活をしている。これは丁寧な暮らし、ともやや違う、ただ彼が彼自身のためにやっている、という感じがとてもいいな、と思った。
ところが中盤から、同僚や、突然現れた姪など、彼の淡々とした穏やかな生活を乱す。
観ていると、どうか彼の生活を邪魔しないでくれ、と思ってしまったが、彼はその時だけ少し怒ったりもすることはあるが、決して変わらない。
人を避けるわけでもなく、関係をつくろうと意気込むのではなく、ただその時のその人と向き合う。
わたしは、木漏れ日の意味もよく知らなかった。監督は日本のことが好きで、木漏れ日からインスピレーションを受けたのかなあ。

台詞も少なく、説明も少ない。
その余白がそれぞれに想像したり、いろんなことが考えられるところが素敵。

最後の表情、笑っているのか泣いているのか、その時々の自分の状況で感じ方が違うのかも。役所広司さん、やっぱりすごいなあ。人生は笑顔になること、泣きたくなることどちらもあって、それでパーフェクトであるってことなのかな。5年、10年置きくらいのスパンでみかえしてみたい。

自分が日々いかに色々詰め込み、誰に向かってかわからないけど充実しているように、みんな、と同じであるようにしているんだなと思った。
もっと自分のペースで生きよう。

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のん

5.0かわいいキス

2024年2月11日
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カセットテープをコッソリカバンに入れた女の子。
トイレ掃除のプロが見逃す訳が無い。
自分の好きな音樂に共感して貰って嬉しかった主人公。
少し罪悪感を感じて返しにくるが、彼は全てを知っていて知らんふりをしていたことをかんじとる。

人は言葉にできない感謝をあらわすため、突然衝突本能行動に委ねる。

まさにかわいい。

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かな

5.0この映画を観ると心が引き締まる

2024年2月11日
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世界への愛、世界への信頼が、この映画を通して、自分の中で取り戻された。社会の中にどっぷり浸かるわけではなく、社会との接線を持って生きる人の生活には、社会からはみ出しそうな人たちにとって、ある種の確かさと純粋さに写り、憧憬であり誘われるものだろう。姪のニコが来て去るまでのシーンが、PERFECT DAYSという映画の最たるPERFECT DAYS。この部分だけで何度も繰り返し繰り返し観たいと思うし、彼の日々の光景、些細な出来事、陳腐にならないルーティンといった、同じ世界の中で彼が住む世界の優しさを味わいたいと思う。
1回目はこのシーンまでで良いとさえ思った。後半のドラマ的要素で彼の完璧な生活が崩されていくのは、少し見てられなかったし、あまり強い感情が露見するのにも違和感を覚えてしまった。
ストーリーを全て分かった上で改めて観ると、完璧な生活は、ちょっとしたことで崩れやすい純粋な脆さがあるが、他のどんな生活よりも脆さに直面しながらも、この生活、この世界を選び取った以上は、それも含めて、それも引き受けて、とにかくも生きていく、そうした力強さと覚悟も織り込まれている、ような気がした。

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kp

4.0最高でした。

2024年2月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

最高でした。

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つね