「選曲が泣ける」PERFECT DAYS abukumさんの映画レビュー(感想・評価)
選曲が泣ける
主人公の平山が持つカセット・テープで、運転中に曲が流れるというシチュエーションが何とも嬉しい(懐かしい)。東京の街がだんだん明けてくる雰囲気といい、これだけで映画が十分に成り立っているような気がする。
選曲がまた秀逸。
・朝日のあたる家(アニマルズ)
・Pale Blue Eyes(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)
・ドック・オブ・ベイ(オーティス・レディング)
・レドンド・ビーチ(パティ・スミス)
・めざめぬ街(ローリング・ストーンズ)
・青い魚(金延幸子)
・パーフェクト・デイ(ルー・リード)
・サニー・アフタヌーン(キンクス)
・朝日のあたる家(浅川マキバージョン/ここだけ、石川さゆりが唄う)
・ブラウン・アイド・ガール(ヴァン・モリソン)
・フィーリング・グッド(ニーナ・シモン)
ヴェンダース監督の音楽趣味がよくわかるし、ほとんど知っている曲だから嬉しかった。それに、パーフェクト・デイとフィーリング・グッドは重要なテーマ曲。
しかし、最初「青い魚」は記憶のある声だけど、誰だかすぐにわからなかった。エンドロールで見て「金延幸子」とは!なんで知ってるの。欧米では有名なのかしら?多分、50年ぶりに聞きました。
主人公とともに、自分の時間が自由に漂っていくようで、気持ちよかったです。
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