「きれいで退屈な映画」PERFECT DAYS うまぶちさんの映画レビュー(感想・評価)
きれいで退屈な映画
この映画から何かを感じ取れるほどの賢さや感受性?みたいなものを自分は持ち合わせてなかった。
植物を愛し、読書を欠かさない実直で育ちの良いおじさんが、トイレ掃除に勤しむ日常。
こういう職業を描く時に、元はエリートだった事を匂わせるのって、ステレオタイプと言えるのではないか。
それはいいとして
いくら良い人でも、挨拶しない人は好きじゃないな。(出来ない人ではなく、しない人、する時はする)
役所広司は素敵だし、映像もきれいだけど
出てくるトイレは今時の東京のオシャレなトイレで
汚れも、落ちてるゴミも、掃除するのに躊躇しないレベルのもの。
自分が接客業時代に経験した、ぶちまけられたゲロや大便、脱ぎ捨てられたパンツはもとより、「便所の落書き」すら出てこない。
ロマンチック?な〇×ゲームが始まる始末。
きれいな人が、きれいな人向けに作った映画であって、自分のような汚れてしまった人にはおすすめできない。
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