「自分らしい生き方に憧れる。」PERFECT DAYS クラウンゾンビ拓哉さんの映画レビュー(感想・評価)
自分らしい生き方に憧れる。
トイレの清掃員おじさんの何気ない日常。
派手さや大事件はないのに、ずっと楽しかった。
役所広司の相変わらず素晴らしい演技に魅入りつつ、ストーリーそのものの素敵だった。
規則正しい生活を送るおじさん(写真や音楽、読書などの趣味を楽しみ、プライベートでは一人呑み、トイレの清掃を愚直に頑張る人)が、周りの人と接することで少しだけ生活が変化するお話し。
“小さな幸福や悲しみと連続”の中で、物足りなさを感じずに生きる姿をみて、改めて自分の日常って何なんだろ?って考えされられた。幸せに生きることのヒントを与えてくれた。
あと、東京の描き方が非常に上手かった。
とくに川の描写が非常に上手くて好きでした。一人になる時、大事な会話をする時、考えながらの帰り道、様々なシーンで映された川が美しく見えた。※東京の川、汚いのに。笑
そもそも、公衆トイレの掃除、というのも一見汚く思えてしまうのに、この作品では公衆トイレが綺麗に思える。また、トイレ清掃員の方へのリスペクトを感じる。綺麗に使おうと改めて思ったし、この作品を観てから、水回りを丁寧に掃除するようになった😂
追記、浅草駅の地下の飲み屋、めちゃくちゃ行きたくなりました🍺
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