「Velvet Underground & Nico」PERFECT DAYS デビット・ボーイさんの映画レビュー(感想・評価)
Velvet Underground & Nico
ヴィム・ベンダースの代表作、最高傑作となるでしょうね。
我々日本人にとっては特に。
パリ、テキサスや天使の詩とか超えてるねこりゃ、と思う。
ルー・リードのPerfect Dayから着想してる作品っぽいけど、歌詞の最後で繰り返されるYou're going to reap just what you sow (自分の蒔いた種は、自分でなんとかしないとね)というのを考えると、過去に何か大きな失敗をして、それでも今は慎ましく真面目に日々を生きる、という感じなのかな。
Perfect Dayの歌詞全体からみても、きっとそうなんだろう。
ルー・リードはPale Blue Eye、パティ・スミスはRedondo Beach、キンクスはSunny Afternoon、を選んでいるあたり、センスありすぎる。
最後の長回しのところでかかる、ニーナ・シモンのFeeling Goodの歌詞も曲調もシーンにフィットしまくりすぎていて、選曲の妙は唸るしかない。
あと、役所広司の姪っ子役の名前がNicoっていうのが、分かる人は笑ってしまうポイント。
多分Nicoって名前じゃないかな、と見ながら思ってたら、ほんとにNicoだったので、声出して笑ってしまった。
20231229 豊洲ユナイテッドシネマ
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