「役所広司の笑顔が素晴らしい」PERFECT DAYS りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
役所広司の笑顔が素晴らしい
東京でトイレ清掃員の平山は毎日同じことの繰り返しをしているようにみえたが、常に新鮮な小さな喜びを見つけ充実した日々を過ごしていた。昔から聴き続けているカセットテープの音楽と、古本屋で購入した文庫本を読むことが楽しみで、小さなフィルムカメラを持ち歩き、木々の写真を撮っていた。そんなある日、妹の娘が家出してきて、家に泊めてあげることになり・・・てな話。
東京には芸術作品のような変わったトイレがたくさん有るんだなぁ、って観てた。
THE TOKYO TOILET プロジェクト、と言うらしいがなかなか興味深かった。マジックミラーのようなカギを掛けると中が見えなくなるトイレは初めて映像で観た。
平山役の役所広司の幸せそうな笑顔が素晴らしかった。レコードもそうだが、今作に出てきた、カセットテープ、フィルムカメラ、古本、などのアナログが最近人気なのかな、なんて思った。
姪役の中野有紗も透明感が有って良かった。
田中泯は何をやってたのかわからなかったし、柄本時生はあんなちゃらんぽらんな仕事で大丈夫なのか、なんて思った。
特に起承転結は無いが、こんなほのぼのとした作品も悪くないとは思った。
共感ありがとうございます。
ほのぼのしてるように見えて、1日の半分位はトイレ清掃の仕事。決して好きではない仕事にきっちり取り組む所に片意地のようなものを感じました。キツイからこそ仕事の後の風呂と1杯、昼休みの写真が楽しいのでしょう、夢がモノクロなのも肉体が疲れ切ってるからなのかも。