「何が正しいのか判らなくなった」エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命 ちゃ坊主さんの映画レビュー(感想・評価)
何が正しいのか判らなくなった
保護する者の了承を得ることなく受けた洗礼によって、自分を中心とする世界がガラリと変わってしまった彼。未就学の頃から隔離された生活を送っていれば、成人になる頃には、すっかり「洗脳」されたようだった。何を信じるか、どう解釈するか、宗教の教義を理解するのは難しい。
ラストのシーン。
臨終間近の母親に洗礼をしようと聖水を見せた時の、母親の眼光が一番怖かった。
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