「この監督さん、やはり只者じゃない」墓泥棒と失われた女神 ボブさんの映画レビュー(感想・評価)
この監督さん、やはり只者じゃない
おもしろい!思い返すほどにしみじみとさせられる。前作「幸福なラザロ」も衝撃的だった。とにかく味付けがいい。フェリーニ調だったりミステリアスであったり、独特のカメラアングルは色彩も豊富だったり。そしてストーリーが奇抜。夢か現実なのか混同するけど難解というよりかメルヘンチック。それにこの監督さんは「1つの人生」という短い時間軸ではなくもっとおおらかな感覚をもっているようだ。「人生も一時的」というセリフにもあるように輪廻転生的な考えがある。小さなことでくよくよしていたらもったいないよって、背中をおしてくれる。鑑賞後は気分が晴れ晴れとし、不思議な安心感があった。
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